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「実際、完成された選手になった」自信を隠そうとしない欧州屈指の司令塔・デブライネが明かす想像力の源泉 

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posted2021/12/07 17:02

「実際、完成された選手になった」自信を隠そうとしない欧州屈指の司令塔・デブライネが明かす想像力の源泉<Number Web> photograph by L’Équipe

マンチェスター・シティにとって通算5度目となるプレミア制覇に貢献し、トロフィを掲げるデブライネ

――本気でそう思っていますか?

「ああ、もちろんだ。誰もが同じだと思うよ。ストライカーのシュート成功率はどのぐらいだ? 25%ぐらいかな。つまり成功の3倍はしくじってるわけだ。だが心配することはない。言い逃れをしようとすれば相手もそれに気づく。ピッチの上で恐れていることを相手に知られたら、敵はかさにかかって攻めてくる。だから不安を見せてはならないし、向こうがこちらに不安を抱くように仕向ける」

――あなたがこんなふうにピッチで受ける印象と同じように話すのは初めてです。

「あなたが何を言いたいかはわかる。日常生活での僕は冷静で落ち着いているからね。ピッチの上では違う。それも確かだ。そのふたつが混じりあったのが僕だ。どちらか片方が本当の自分というわけでも、もう片方の役割を演じているわけでもない(笑)」

シティでは全員が走る。僕に選択肢はない

――グアルディオラはあなたにアグレッシブになることのみを求めています。彼のシステムのなかでそれは何を意味しますか?

「ペップが求めるのは、《恐れずに突き進め!》ということだけだ。僕はそれをこう解釈している。《相手のライン間でボールを受けて攻撃を仕掛けろ!》と。考え方としては《リスクを冒せ》ということだ。そうでなければ90分間ボールを回し続けても、何もせずに終わってしまうだろう」

――あなたは自分自身をクリエイティブな選手だと思いますか、それとも完璧な選手なのでしょうか?

「個人的にはクリエイティブでありたいと思っている。ただ、実際のところ完成された選手になったのも確かだ。またどのシステムでプレーするかによって、どんなタイプの個性になっていくかが決まる。ここシティでは、全員で攻撃して全員で守り、全員が走っている。そうしてサッカーも僕自身も進化している。いずれにせよ僕に選択肢はなかった。グアルディオラのもとでは、自分はクリエイティブだから走らないというイメージが定着したらプレーはできない。シンプルなことさ(笑)」

<後編につづく>

#2に続く
「頼むから足を切ってくれ」EUROでもCLでも怪我に泣いたデブライネが、それでもストレスゼロで戦い続けられる理由
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甦る死闘。 True Stories of 2023. - Number1086号 <表紙> 大谷翔平

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