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「10mの高さだと入水時の衝撃1トン」の飛び込み、大ケガや恐怖感は…? 玉井陸斗14歳がスゴいワケを元五輪選手に聞いた《東京五輪で決勝進出》
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph byShidu Murai
posted2021/08/07 13:45
東京五輪で決勝進出を果たした玉井陸斗。14歳の彼を通して飛び込みの競技性を奥深く教えてもらった
選手の才能とコーチの見極めがとても重要
――技術とメンタルのギャップを埋めていくのが、これほどまでに重要な競技もないのかもしれません。
「まさにそうなんです。本人は"飛びたい"と言っていても、コーチの目線から見るとまだ難しいという場合もあるし、その逆もあります。年間単位などゆっくりと時間をかけて、踏み切りのズレなどを最小限にして、身体に沁み込ませる必要がある。選手の才能とコーチの見極めは、この競技に取り組む上ではとても重要なことなんですよ」
中川さんに話を聞いてみて、飛び込みの特殊性や奥深さには驚くことばかりだった。高いところから勇気を持って水面へと飛び込み、数秒間の演技に懸ける――。心技体を問われる競技性に、今後もぜひ光が当たってほしいところだ。
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