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「腕が折れようが、何しようが…」北京金メダルから4717日、上野由岐子“38歳ラスト”の熱投 13年越し連覇へ宇津木監督の戦略とは 

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photograph byNaoya Sanuki,Masaki Fujioka/JMPA

posted2021/07/21 19:00

「腕が折れようが、何しようが…」北京金メダルから4717日、上野由岐子“38歳ラスト”の熱投 13年越し連覇へ宇津木監督の戦略とは<Number Web> photograph by Naoya Sanuki,Masaki Fujioka/JMPA

2021年東京五輪と、2008年北京五輪の上野由岐子

宇津木監督が取った異例の“捕手3人制”戦略とは

<名言3>
キャッチャーは第2の現場監督。
(宇津木麗華/NumberWeb 2021年6月7日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/848330

◇解説◇
 東京五輪ソフトボール日本代表メンバー選出にあたって、焦点の1つとなったのは捕手だった。我妻悠香、清原奈侑、峰幸代の3人を選んだが、過去に出た五輪4大会ではいずれも投手4人、捕手2人の陣容だった。捕手3人体制は世界的に見ても非常に珍しいという。

 これには大会形式をにらんだ宇津木監督の戦略、という背景があるようだ。

 投手として登録されているのは上野、藤田倭、サウスポーの後藤希友の3人だが、東京五輪の参加チームは6となり、試合数が最大10試合から6試合となった。国際試合が満足にできなかったことから3人の捕手それぞれの発想力を最大限に生かそうという一方で、オーストラリア戦で好投した上野や好リリーフの後藤、“二刀流”の藤田への信頼が厚いからとも言える。

「北京では最年少の私が伸び伸びとプレーできて、ソフトボールに集中できた。今の私にはベテランと若手の橋渡しという役割もある。年下が活躍できるチーム、気を使うことなく自分の力を発揮できるチームにしたい」

 北京五輪で上野とバッテリーを組んだ峰は、6月にこう語っていた。初戦をコールド勝ちで好発進したソフトボール日本代表が“13年越しの連覇”を飾れるか――百戦錬磨の上野らを中心に進んでいく。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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