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アウトサイドの外国籍選手が今季のカギ!? 千葉ジェッツが模索するオンザコートの最適解とは

posted2020/11/01 17:01

 
アウトサイドの外国籍選手が今季のカギ!? 千葉ジェッツが模索するオンザコートの最適解とは<Number Web> photograph by B.LEAGUE

10月28日(水)のアルバルク東京戦では29分34秒出場し、25得点5リバウンド4アシストとチームの勝利に貢献したショーター

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吉川哲彦

吉川哲彦Akihiko Yoshikawa

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 当然のことではあるが、Bリーグには日本代表の強化を担う側面もある。

 それが色濃く表れるのが、外国籍選手に関するレギュレーションだ。日本人選手の育成という観点から、コートに立つ外国籍選手の人数に関しては常にファンの間で議論の的となってきた。

 Bリーグは昨シーズンまでの2シーズン、各クラブが3人の外国籍選手と契約できたにもかかわらず、ベンチに入れるのは試合ごとに2人までとなっていた。ただ、その2人は同時にコートに立つことができ、帰化選手と併せて実質的な“オンザコート3”は可能だった。

 そのレギュレーションが今シーズン変更となり、契約している外国籍選手3人が全員ベンチ入りした上で、帰化選手または今シーズンから採用されたアジア枠選手のいずれかを加えた“オンザコート3”は継続となった。

海外からアウトサイドプレーヤーを迎え入れる

 これは、帰化選手を有するクラブが外国籍またはアジア枠でアウトサイドプレーヤーを獲得しやすくなったことを意味する。日本人選手のサイズ不足を外国籍選手で補い、彼らにインサイドを任せる従来のスタイルに変化が生じる可能性が出てきたということだ。

 実際の例を挙げると、B1で帰化選手が在籍する7クラブのうち宇都宮ブレックス、大阪エヴェッサなど5クラブがアウトサイドを主戦場とする外国籍選手を今季獲得している。

 さらに信州ブレイブウォリアーズと三遠ネオフェニックスには、ヤン・ジェミン、サーディ・ラベナというアジア枠のアウトサイドプレーヤーが加わった。

 他クラブにも帰化申請中の外国籍選手が存在し、海外からアウトサイドプレーヤーを迎え入れるのが新たなトレンドになりそうな勢いだ。

 昨シーズン途中にギャビン・エドワーズが帰化した千葉ジェッツも例外ではなく、今シーズンはシャノン・ショーターというアウトサイドプレーヤーを獲得。

 そして千葉は、そのショーターとエドワーズ、セバスチャン・サイズの3人をスターターとして同時起用するラインナップを組んだ(厳密に言えば開幕節はまだショーターが合流しておらず、このラインナップは第2節から採用)。

【次ページ】 「ボールハンドラーを2人置いておきたい」

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