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アウトサイドの外国籍選手が今季のカギ!? 千葉ジェッツが模索するオンザコートの最適解とは
text by
吉川哲彦Akihiko Yoshikawa
photograph byB.LEAGUE
posted2020/11/01 17:01
10月28日(水)のアルバルク東京戦では29分34秒出場し、25得点5リバウンド4アシストとチームの勝利に貢献したショーター
「『カタカナばっかり』って言われるんです」
オンザコートの最適解を模索しつつ、その大前提として選手に高い遂行力とベストを尽くす姿勢を求める。
そんな大野HCにあえて「理想とする外国籍選手のレギュレーション」を問うと、ひと通り持論を展開した後に、話は意外な方向に進んだ。
「コー(フリッピン)やアキ(チェンバース、一昨シーズンまで千葉に在籍)を入れると『カタカナばっかり』って言われるんです。それって彼らの人権を無視してないか? って思うんです。
名前がカタカナだから、肌の色が違うから日本人じゃないのかといったらそうじゃない。むしろ日本人より日本人らしいところもすごくあるんですよ。それを認めてあげられないのは悲しいですよね。
彼らは肌の色が違うからこのチームにいるわけではなく、光り輝ける何かがあるからこのチームにいるんだと僕は思っています」
最後は「そんなことなら日本人も全員カタカナで登録しちゃおうかなって思いますよ(笑)」とジョークで締めた大野HC。国籍を問わず、ハードワークする選手にチャンスを与える大野HCには、オンザコートルールはさほど重要な問題ではないのかもしれない。