プロ野球亭日乗BACK NUMBER
「10・8」決戦で落合博満を救った。
須藤豊、ヘッドコーチの“陰の責務”。
text by
![鷲田康](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
鷲田康Yasushi Washida
photograph byKYODO
posted2020/04/13 19:00
![「10・8」決戦で落合博満を救った。須藤豊、ヘッドコーチの“陰の責務”。<Number Web> photograph by KYODO](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/f/6/700/img_f631b2e375f0986bd437886f7c956e66154572.jpg)
1993年から'95年まで長嶋茂雄監督(左)を支え続けた須藤豊ヘッドコーチ。'94年のリーグ制覇、日本一にも大きく貢献した。
強い組織を作るための必須の条件。
野球知識も豊富で、選手とのコミュニケーションを重視し、厳しさと愛情を前面に押し出した指導には原監督の評価も高い。
だからこそ後は須藤さんの語る「チームが歩いていく後を見回して、落ちているものを拾っていく」ことに、どれだけ目配りができるか。
シーズンが始まって、連覇のかかる巨人にとっては、実はそこが1つの大きなポイントになるのだろう。
ADVERTISEMENT
そして「1番」の試合を通して見えてきたヘッドコーチという仕事の本質。それはおそらく野球の世界だけの話ではないはずだ。
そういう役割を担える人材がいること。それがどの社会でも、強い組織を作っていくためには必須の条件となるはずなのである。
![](https://number.ismcdn.jp/common/images/common/blank.gif)