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世界一のラグビー大国の組織作り。
スポーツ統括団体に必要な能力は? 

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竹鼻智

竹鼻智Satoshi Takehana

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posted2019/05/26 10:00

世界一のラグビー大国の組織作り。スポーツ統括団体に必要な能力は?<Number Web> photograph by Getty Images

イングランドと日本の両国のラグビーを知るエディー・ジョーンズ。

外部からの人材登用、日本は?

 現地で25年以上にわたりラグビージャーナリストとして活動する、全国紙『アイ・ニュースペーパー』のヒュー・グッドウィン氏は言う。

「私がこの仕事を始めた頃、RFUの要職は選手時代にイングランド代表として活躍した、いわゆる往年の名選手たちばかりが占めていました。ですが、プロ化が進むにつれ、RFUはラグビー界の外からも多くの人を取り入れるようになり、ビジネス面での人材を強化しているようです。

 ただ、こうした外部から来る人たちも、学校やアマチュアクラブでのプレー経験があったり、観戦が好きだったりと、何かしらのラグビー愛を持っている人たちが多いですね」

 そして、2015年まで日本代表監督を務め、その後イングランド代表監督の職に就き、両国のラグビー協会を熟知するエディ・ジョーンズ氏はこう語る。

「日本のラグビー協会は、組織の中に強い学閥が存在していたり、選手時代の実績があるから要職に就くなど、今でもアマチュア時代のやり方が抜けていません。元代表選手が協会の要職に就いてはいけない、ということではなく、選手としての能力とスポーツ統括団体を管理していく能力は別物です。スポーツの統括団体としては、後者をより大切にしていくのがあるべき姿です」

 フットボールの母国イングランドのラグビー協会の姿は、日本だけではなく、多くの国が学ぶべき要素が含まれているのではないだろうか。

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