マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
ブルペンの使い方で投手は変わる。
いい音がしすぎてもダメ、とは?
text by
安倍昌彦Masahiko Abe
photograph byHideki Sugiyama
posted2019/02/14 07:00
ピッチャー、キャッチャーの双方にとって、ブルペンと実戦の落差を小さくすることは意味がある。
ブルペンはあくまでも実戦のために。
ブルペンを、ただの「ボールを使った筋トレの場」にしてはいけない。
ひどいところ(失礼!)は、ブルペンにバッターボックスも描かないチームもあって、なんと、練習に対して愛のないチームかと驚くが、これだけ科学の助けを得て、練習の現場の次元が高くなった今、ブルペンほどいまだ未開拓の場所もほかにないのではないか。
野球の7割、いや8割は「投手」である!
そんなこと、声高に掲げるチームほど、その練習の場、いや「修養の場」であるブルペンという環境がなおざりになっているのではないか……。
そんな勝手な「偏見」を最後にかまして、『球辞苑・ブルペンの巻』をうかつにも見落としてしまったブルペン野郎の“ブルペンの流儀”。
ダブった話になっていないことを祈りつつ、このへんでお開きにさせていただきます。
お退屈さまでございました。