話が終わったらボールを蹴ろうBACK NUMBER
ギリギリでJ1に生き残った名古屋。
52得点59失点をどう考えるか。
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byJ.LEAGUE
posted2018/12/03 12:00
残留決定の報を聞いて、涙を流していたジョー。最後の最後まで諦めない姿勢が、残留を引き寄せたのだ。
和泉「この順位が自分たちの実力」
「いいサッカーしているよね」
「おもしろいサッカーしているよね」
名古屋のサッカーをそう評する人は多い。
しかし、「波があって勝てないよね」「優勝できないよね」とも言われてしまう。いいサッカーをしても勝てなくては、なかなか評価はされない。結果を出し、社会的な評価があってスタイルは認められるものだ。J1残留を決めたのは選手、クラブ、サポーターにとっては最良の結果になったが、「この順位が自分たちの実力」と和泉竜司が語ったように15位がチーム力だ。
今回、J1残留は風間監督がかつて指揮した川崎に助けられた。
その川崎が風間監督の遺産を活かして、どうやってリーグ2連覇を達成したのか。
残留を果たしたが、2年前のJ2降格時とは違う明確な課題を名古屋は突き付けられている。