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FWティーラシンに「いいね」殺到!
広島に来たタイ人番記者の凄い密着度。 

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石倉利英

石倉利英Toshihide Ishikura

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photograph byToshihide Ishikura

posted2018/03/29 17:00

FWティーラシンに「いいね」殺到!広島に来たタイ人番記者の凄い密着度。<Number Web> photograph by Toshihide Ishikura

ティーラシン(右)とシュウはある意味で二人三脚。同国人がレベルの高いリーグでプレーするのはやはり誇らしいことなのだ。

撮影からレポート、SNSまですべて1人。

 広島の試合はアウェーでもすべて現地に赴いており、ここでも写真撮影から試合後のインタビュー撮影、リポート執筆まで、すべて1人で行っている。

 現地の反応は大きく、ティーラシンが活躍したときは特に顕著だという。3月14日の夜、ルヴァンカップの名古屋グランパス戦でティーラシンが来日2得点目をマークしたときは、速報をアップしたフェイスブックに、翌日昼までに約1万7500の「いいね!」がついた。

 ティーラシンが日本のメディアから取材を受けているところ、練習場でファンにサインをしている様子も撮影しており、まさに相手チームのDFのごとく密着マーク。

 そんな仕事ぶりについて、ティーラシンは「密着されることは来日前から聞いていたけど、シュウは給料以上の仕事をしているよね」と笑った。

 自らも学生時代はサッカーをやっていたというシュウさんは、取材を始めて7年になる29歳。チャナティップ、ティーラトンの番記者は、同じグループ会社の友人だ。

日本の新幹線やファンの多さに驚き。

 タイでは有料テレビでJリーグの試合を見ることができ、タイ代表が日本代表と対戦する機会もあったので、「エンドウ(遠藤保仁)、ナカムラ(中村俊輔)、アサノ(浅野拓磨)は知っている」という程度の知識は持っていたが、日本に来るのは初めて。

 慣れない異国の地で取材をすると、サッカー以外のことも含め、様々な驚きがあるという。

「2月下旬に初めて日本に来た頃は、寒くて困ったね(笑)。アウェー取材はインターネットで移動手段を調べて行ったけれど、新幹線をはじめ、すべての乗り物が快適で、素晴らしかった。

 浦和レッズ、ガンバ大阪やセレッソ大阪、鹿島アントラーズではスタジアムに集まるファンの数の多さ、声の大きさに驚いたよ。それに、メディアの数も。タイではファンもメディアも、ビッグクラブ同士の試合には多くの人が集まるけれど、それ以外は少ないんだ。でもJリーグは、どんな試合でも多くの人が集まっている」

【次ページ】 うどん、寿司、刺身好きで食べ物は満足。

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