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FWティーラシンに「いいね」殺到!
広島に来たタイ人番記者の凄い密着度。
text by
石倉利英Toshihide Ishikura
photograph byToshihide Ishikura
posted2018/03/29 17:00
ティーラシン(右)とシュウはある意味で二人三脚。同国人がレベルの高いリーグでプレーするのはやはり誇らしいことなのだ。
うどん、寿司、刺身好きで食べ物は満足。
近くで見るようになり、日本とタイのサッカーの違いも知ったそうだ。
「広島ではみんな集中して練習に取り組んでいるし、多くの選手が居残り練習をしている。だからレベルが高くなるんだね。タイの選手たちは全体練習が終わると、すぐに引き揚げてしまうよ」
タイのクラブは練習が一般公開されていないため、平日に多くのファンが見学に訪れていることにも驚くそうだ。「選手がファンに見られていること、ファンが選手にサインをもらえるのは良いね」と日本のスタイルを気に入っている。
プライベートでは「うどん、寿司、刺身が好き」。練習場ではいつもコンビニで買ってきた牛丼を食べており、食べ物には困っていない。
2016年11月に結婚した夫人を母国に残しての単身赴任で、寂しさを感じることもあるが、iPhoneの『フェイスタイム』で顔を見ながら毎日、日本での出来事を伝えている。
タイでは広島の人気が上昇中。
3月下旬、ティーラシンはタイ代表の試合のために一時帰国したが、シュウさんは広島に残り、練習を取材していた。当面の“任期”はロシア・ワールドカップでJ1リーグが中断する5月末までだが、一時帰国した後、再来日する可能性もある。
「ティーラシンはサッカーだけに集中しているから、自分ではSNSをやっていない。だから僕が発信する情報は大切なんだ。タイではサンフレッチェ広島の人気が徐々に高まっているし、これからもたくさんの情報を伝えていきたい」
ティーラシンと広島の好スタートに伴い、情報量が増えて仕事も忙しいが、「毎日が楽しいよ」とシュウさん。J1リーグ再開後も密着マークで、練習場や各地のスタジアムを飛び回ることになる。