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畠山健介、トップリーグを考える。
15人中11人が日本人なのだから。 

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畠山健介

畠山健介Kensuke Hatakeyama

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posted2017/01/05 17:00

畠山健介、トップリーグを考える。15人中11人が日本人なのだから。<Number Web> photograph by Kensuke Hatakeyama

2017年の初詣の大國魂神社にて。おみくじは「末吉」だったけど、そのお告げ内容は上々!?

国内リーグで外国人選手が台頭すると代表は弱くなる。

 代表とサンウルブズなどに所属できない状況でパフォーマンスを国際レベルにまで高めるには、トップリーグでのプレーに励むしかない。プロ選手は多くの時間をラグビーに費やせるからまだ良いのだが、社員選手は会社の理解やサポートがなければ、ラグビーと社業の両立もなかなか難しい。

 国内リーグのトップ14において外国人選手が台頭し、自国選手の育成強化に後れをとったフランス代表は、2015年W杯でベスト8入りしたものの、2007年W杯で撃破したオールブラックスに準々決勝で記録的大敗を喫し、翌年のシックスネーションズ2016ではスコットランドに敗れる(2006年以来)などして6チーム中5位という成績に甘んじた。

 日本人選手を強化するための明確なビジョン、コーチングスキルを持った指導者がチームの中にいるかどうか――トップリーグだけでなく、サンウルブズ、日本代表にそういった人材がいることを望むばかりだ。

 なぜならSRやテストマッチの対戦相手は、トップリーグのように73%の日本人選手がプレーするチームではなく、ジョージやバーンズのような怪物だけで編成されたチーム。そんなチームを相手に戦うのだから、結果を残すのは相当に困難な作業となる。

レアル・マドリーを苦しめた鹿島アントラーズのように!

 昨シーズン、イングランドのプレミアシップを制したサラセンズや、フランスのトップ14王者のラシン92は、SRのチャンピオン、ハリケーンズに勝てるのか? トップリーグ3連覇中のパナソニックはこれらのチームに勝てるのか? そして我々サンゴリアスは?

 昨年末、鹿島アントラーズがレアル・マドリー相手に大接戦を繰り広げたFIFAクラブW杯。サッカーのクラブ世界王者を決める、このような大会がラグビーにもあれば面白いと思う。

 このクラブW杯では、開催期間10日間で全7チームがトータル8試合(鹿島は10日間で4試合)を戦った。

 ラグビーの競技特性上、この日程はかなり厳しい。

 試合と試合の間隔は選手のコンディションを考慮すると1週間は必要だ。鹿島のように最大4試合を戦った場合、まるまる1カ月かかってしまうことになる。

【次ページ】 世界を驚愕させるようなトップリーグのチームが……。

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