畠山健介のHatake's roomBACK NUMBER
畠山健介、トップリーグを考える。
15人中11人が日本人なのだから。
posted2017/01/05 17:00
text by
畠山健介Kensuke Hatakeyama
photograph by
Kensuke Hatakeyama
2016年12月24日、クリスマスイブにヤマハスタジアム(静岡県磐田市)で行われた、ヤマハ発動機ジュビロとサントリーサンゴリアスのリーグ1位と2位の首位攻防戦、直接対決。プレーオフがなくリーグ戦の成績で優勝が決まる今シーズン、勝利したチームが優勝にグッと近づく全勝同士の天王山は41対24で僕たちサンゴリアスが勝利し、今シーズン初めて首位に立った。
2016年を良い形で終え、迎えた2017年の最初の試合は1月7日(土)、同じ東京都府中市を拠点とする長年のライバル、東芝ブレイブルーパスが相手。会場は2019年ラグビーW杯日本大会の開幕戦会場となる味の素スタジアム(東京都調布市)で、府中ダービーが行われる。
2年目の今年、サンウルブズには結果が求められる。
トップリーグも残り2試合。ヤマハとの直接対決には勝てたが、まだ優勝が決まったわけではない。優勝争いは最終戦までもつれるだろう。
トップリーグが終わると休みなく、トップリーグ1位~3位の3チームに大学王者を加えた4チームで日本選手権が行われる。日本選手権が終われば、約1カ月の準備期間を経て、南半球最高峰リーグの「スーパーラグビー(以下SR)」を戦うサンウルブズが始動する。
日本代表強化の一環として発足したサンウルブズ。
参入1年目の昨シーズンは様々な問題がある中、苦しい船出となったが、2年目となる今季は日本代表強化のみならず、SRの中でさらなる飛躍と結果が求められる。
SRの合間になる6月には欧州の強豪国アイルランドとの2試合とルーマニア戦の3試合が予定されており、同年11月のウインドウマンスには、強豪ワラビーズ(オーストラリア代表)とのテストマッチが組まれている。