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4月9日、高校プレミアリーグ開幕。
東福岡vs.市立船橋の名勝負再び!
text by
安藤隆人Takahito Ando
photograph byTakahito Ando
posted2016/04/08 11:00
東福岡、市立船橋ともに名門中の名門ではあるが……まだプレミアリーグでは頂点に立っていない。今季、新たな歴史を刻むことはできるか?
できれば東西プレミアの王者として、頂点で戦いたい。
この大会、優勝を手にしたのは東福岡だった。
市船戦以外は、京都橘(京都)を5-0、帝京第三(山梨)を7-1、正智深谷(埼玉)を3-0、決勝では桐光学園(神奈川)を7-2で下すなど、圧倒的な力を示していたのだ。
「東福岡は間違いなく高体連ナンバーワン。ここで東福岡とやることで、自分達の全国的な立ち位置をはっきりとさせることが出来る。勝ちたかったが、今年もウチは全国の上位を狙えるチームだという手応えを掴むことは出来た」(市船・朝岡監督)
「昨年も今年も、力的には市船の方が上だと思う。実際にこの試合でもチャンスは市船の方が作っていた。でも、その中で我慢するべきところで我慢をして、少ないチャンスをモノに出来たことは大きな自信になる。公式戦では無い、親善大会の1試合だけど、ここまでの緊張感と、普段と違うプレッシャーの中で戦えたこと自体がプラスになった」(東福岡・森重監督)
高校サッカー界を牽引する2つのマンモス。より深くなった両者の因縁が、より高校サッカーを発展させていく。
「全国のトップで当たりたい。願わくば、東西のプレミアリーグを制して、チャンピオンシップで戦いたい。そうすることで、高校サッカーの意地を示すことが出来る。この試合がそのきっかけになれば良いと思う」(市船・朝岡監督)
果たして赤と青のコントラストが織りなす“確約された名勝負”は、どのステージで実現するのか。マンモスの足跡が重なる瞬間、歴史は動く――。