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「降板で泣いた投手は思い浮かばない。ただ…」ドジャース・佐々木朗希の“涙目降板”を米メディアはどう報じた? 日本とは異なる「意外な評価」
posted2025/04/03 06:00

本拠地初登板となったタイガース戦で2回途中で降板となったドジャースの佐々木朗希。降板後はベンチで目に涙を浮かべるシーンも
text by

一野洋Hiroshi Ichino
photograph by
JIJI PRESS
鳴り物入りでMLBのトップ球団へと移籍した佐々木朗希が苦しんでいる。開幕から2試合に登板したものの、制球難に苦しむなどなかなか本来のピッチングを見せることができていない。厳しい投球内容に加え、そのマウンドでの立ち振る舞いに対しても、国内メディアからは批判的な報道も多く目につく。では、本国アメリカでの「ロウキ・ササキ」のリアル評は、果たしてどんなものなのだろうか?《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が、日本時間3月30日のデトロイト・タイガース戦でメジャー2度目の先発マウンドに立った。
結果は2回途中2失点での降板。19日のデビュー戦となった東京シリーズ第2戦シカゴ・カブス戦に続き、2戦連続での早期降板となった。
投球内容よりも注目された「振る舞い」
マウンドに長く留まれない最大の要因は、カブス戦でも露呈した制球難にある。勝負球であるフォークボールの精度を欠き、いずれの試合でもストライク率はおよそ5割と低調だった。
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しかし、投球内容以上に注目を集めたのは、佐々木の振る舞い――その所作の一つひとつである。
報道などで注目された所作は大きく3つに分けられる。