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今永昇太は「セでトップの抑え級の奪三振能力が」カブスでの活躍も見立て通り…日本一DeNA“異色コーチ”と育成トリオが語る「課題解決」 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2024/12/31 17:03

今永昇太は「セでトップの抑え級の奪三振能力が」カブスでの活躍も見立て通り…日本一DeNA“異色コーチ”と育成トリオが語る「課題解決」<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

ベイスターズ時代の今永昇太。アナリスト観点でもメジャーでの躍進は納得いくものだという

「実は、バイオメカニクスのアナリストからコーチになることは、僕から球団に申し出たんです。バイオメカニクス的な指導を徹底するには、ここまでやらないとダメだ、と思ったんですね。

 今、バイオメカニクス担当は4人います。兼任のスタッフもいますが、選手だけでなく彼らを指導、育成するのも僕の役割です。データに携わっているものとしては、少し矛盾しますけど、データを使うことが重要ではなくて、データも含めて『チームが勝つこと』が求められているのだと思います。選手のポテンシャルを高めることは大事ですが、最後はやっぱり勝たなきゃいけない。そこに貢献できるようになるのが理想ですね」

チームが日本一になった中で感じる課題とは

 アナリストからコーチに転身して2シーズンが経過した。一軍は3位から日本一に躍進、二軍もイースタン・リーグ優勝と最高の結果に終わったが、八木コーチはどんな手ごたえを感じていたか?

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「選手のデータを評価して、実際にアプローチするところまで、コーチとしての役割をしっかりやれたかな、とも思うんですが、違う課題として、選手に対するアプローチの統一性を図っていくとか、データをそれぞれ紐づけて、ベストは難しいにしてもベターな方向へのアプローチを見つけていくことが大事だなと思っています。

 2022年までは半ばアナリストという立場だったのですが、今はアナリストとコーチの間に立って、両方の立場から意見が言えるのは強みかなと思います。最終的には一軍でしっかり貢献できる選手を育てるのが目標ですが、その過程で中間層を上位層に引き上げていくことも、その下の層の選手を引き上げることも必要だと思っています」

台湾のウィンターリーグで目立った“二刀流候補”とは

 そんな八木コーチが参加したのはアジアウィンターベースボールリーグ(AWB)という、台湾のプロ野球連盟中華職業棒球大連盟(CPBL)が主催するウィンターリーグだ。DeNAはAWLに4人の選手を派遣した。最終戦を前にした12月11日、話を聞いた。

 まず小笠原蒼は京都翔英高から2023年、育成3位で入団した内野手である。

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