酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
今永昇太は「セでトップの抑え級の奪三振能力が」カブスでの活躍も見立て通り…日本一DeNA“異色コーチ”と育成トリオが語る「課題解決」
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byNaoya Sanuki
posted2024/12/31 17:03
ベイスターズ時代の今永昇太。アナリスト観点でもメジャーでの躍進は納得いくものだという
「オフシーズンに入ってもこうやって試合に出ていろんな経験もさせてもらっています。台湾はやはり国が違うので文化の違いを感じますが、その分、日本のありがたみを感じています。僕らからしたら相手投手も格上ですし、変化球もすごいし、でもその中でヒットが打てたのは良かったと思います。目標にしていた真っすぐを弾き返すことはできたかなと思います」
高見澤郁魅も敦賀気比高から同じく2023年、育成1位で入団した内野手だ。
「今年1年やってみて、1年間戦う体力がなかったなと実感しています。台湾は球場の形とかいろいろ違う部分もありますが、暖かいのはいいですね。ここでは僕は初球から思い切り振って、長打を増やすのを目標にしています。強く振るよりは、しっかりボールを捕まえようと思っています。台湾は初めてですが、食事が脂っこいのでちょっと参りました」
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今野瑠斗は東京都市大塩尻高から2022年育成3位で入った投手だ。
「自分はストレートを主体に投げる投手なので、ストライクゾーンに強い球を投げることができるかどうかが課題でした。変化球はチェンジアップが中心なんですが、やはりこれもゾーンに投げることができるかを課題にしていました。試合ではストレートでファウルも結構とれました。チェンジアップを打たれる部分も多少あったんですけど、課題にしっかり取り組めたのは良かったと思います」
そして――台湾のスポーツメディアで話題になっていたのが、武田陸玖という“二刀流”候補の選手だ。〈つづく〉