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「太田(蒼生)さん…なんであんな強いんだろ」箱根駅伝ライバル校“青学大へのホンネ”…駒大・大八木総監督もかつて「約2分だと差はない」
posted2025/01/06 17:00
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Kiichi Matsumoto
“茶髪サングラス”から指導者となった徳本の青学大評
<名言1>
青学はシャチですよ。
(徳本一善/NumberWeb 2022年1月1日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/851447
◇解説◇
33年ぶりの箱根駅伝本戦出場を果たしたのは2009年。初の総合優勝は2015年。しかしそこから青山学院大学が箱根路で見せる圧倒的な強さは周知の通りだ。出場回数が50を超える伝統校が数多い中で、近年は長らく本戦出場から離れていた大学の復権、そして新興勢力の台頭などが目立つ。その潮流を作ったのは原晋監督と青学大だったのは間違いない。
そんな原監督と親交を持ち、指導者として奮闘しているのが駿河台大学の徳本一善監督である。自身は学生時代、法政大学のエースランナーとして名を上げた。特に明るい茶色やスクールカラーであるオレンジに染めた髪とサングラス姿で疾走し、忌憚のない発言をする姿勢は21世紀に入ろうとする当時でも異端に映る存在だった。その後は2011年に駿河台大学の選手兼任コーチ、翌年から監督に就任すると、就任から10年を迎えた21年10月の箱根駅伝予選会で同校初の本戦出場をつかみ取った。
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そんな徳本監督が指導者として影響を受けた1人として――同じ広島県出身というよしみもあってか――原監督がおり、食事に行って刺激を受ける関係だったと22年初春のインタビューで明かしていたことがある。
その際、実力差について青学大を海の食物連鎖で圧倒的な強者にいる「シャチ」、さらにはライバルである駒澤大学も「クジラみたいなものでしょ」ともたとえているが、自分たちなりの力で、必死に挑むことをこうも表現していた。
「でも俺らイワシみたいな奴らが戦わなくちゃいけない」
往路優勝でも大八木監督が“警戒”したワケ
<名言2>
2分ぐらいだと、差はないのと同じですよ。
(大八木弘明/NumberWeb 2023年1月2日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/856074
◇解説◇
ここ10年、大学駅伝界で青学大と激しい鍔迫り合いを見せてきた学校の筆頭格と言えば、駒澤大学である。