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高橋藍の電撃移籍&さらにビッグネーム獲得の噂も? 王者サントリーが大型補強…セッター大宅真樹の本音「マジで、怖いっす」その理由は?

posted2024/05/30 11:00

 
高橋藍の電撃移籍&さらにビッグネーム獲得の噂も? 王者サントリーが大型補強…セッター大宅真樹の本音「マジで、怖いっす」その理由は?<Number Web> photograph by SUNTORY SUNBIRDS

サントリーサンバーズの新ユニフォームを栗原圭介GMから受け取る高橋藍(22歳)。背番号は日本代表でもお馴染みの「12番」を譲り受けた

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米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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 高橋藍の生のプレーを、冬場のリーグ期間中も日本で観ることができる。間違いなく、2024-25シーズンから新たに生まれ変わる日本のバレーボールリーグ・SVリーグの目玉になるだろう。

 バレーボール男子日本代表の中心選手で、今季(2023-24シーズン)はイタリアのモンツァでセリエA・ファイナル進出を果たしたアウトサイドヒッターの高橋が、SVリーグのサントリーサンバーズに移籍することが決定。5月28日に行われた入団記者会見には約100人のメディアが集まった。

 海外のクラブはもちろん、SVリーグの他チームからもオファーがあった中で、サントリーを選択した経緯を、高橋は淀みなく語った。

「世界一を目指せるチームだからです」

「パリ五輪に向けて、多くの経験をしたいという思いでイタリアに渡り、3シーズン、セリエAに挑戦してきました。直近ではプレーオフで決勝まで進出するという新しい経験も得られ、3年間ですごく成長できたことを実感しています。

 イタリアで引き続きレベルの高い中でプレーすることも成長には繋がると思うのですが、新たな環境、違う国のバレーに挑戦することで、さらに成長の幅が広がるのではないかと考えました。ポーランド、トルコも検討しましたが、SVリーグは(Vリーグから)新リーグに移行することで世界的にも今最も注目されている。外国人枠が(1から2に)増えることにより、世界のトップ選手が日本に来るとニュースで目にしていたので、日本の緻密なバレーに、世界トップ選手のパワーが加わることで、さらに自身が成長できる環境だと感じました。

 サントリーを選んだ理由は、まず僕が所属チームを選択する上で“世界一”を目指しているクラブであることが一番重要でしたが、サントリーは昨年、日本のチームとして初めて(世界クラブ選手権で)メダルを獲得した、世界一を目指せるチームだからです。

 もう一つは、日本のファンの方の前でたくさん試合ができるということ。ぜひ会場に足を運んでいただけると嬉しい。僕は子供が大好きなので、子供たちにもぜひ、たくさん会場に来てほしいと思います」

 質疑応答の間、高橋の言葉に時折頷きながら、どこかホッとした表情で隣に座っていたのが、サントリーのゼネラルマネージャーで、スカウトを担当した栗原圭介だった。

【次ページ】 「もし世界3位になってなかったら…」

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