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ネリ戦でもドネア戦でもなかった…あなたが選ぶ「井上尚弥のベストバウト」“驚きの”1位はどの試合?「選ぶのは難しいが…」《700人アンケート》 

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posted2024/05/23 18:21

ネリ戦でもドネア戦でもなかった…あなたが選ぶ「井上尚弥のベストバウト」“驚きの”1位はどの試合?「選ぶのは難しいが…」《700人アンケート》<Number Web> photograph by Hiroaki Yamaguchi

計744票が集まった「あなたが選ぶ“井上尚弥のベストバウト”」アンケート。もっとも多くのファンに支持された「最高の試合」とは?

「ウバーリ、ガバリョを倒して再び王者になったドネア。井上選手が負けるならこの試合だと本気で思っていました。まさかあそこまで圧倒してしまうとは……」(20歳・男性)

「初戦でビッグパンチをヒットされ、2戦目は『井上尚弥がもしかしたら……』と思わせておいて1ラウンドからダウンを取り2ラウンドKOの衝撃は今でも忘れられません。ドネア選手の前回もらったカウンターを予想した右ストレート、相手を追い詰めるステップワーク、どれをとっても完璧でした」(17歳・男性)

3位 ノニト・ドネア戦(1戦目) 120票

 時系列が前後しましたが、112票を集めた2戦目をわずかに上回り、120票を獲得したドネアとの1戦目が3位に食い込みました。

 2ラウンド、ドネアの左フックで右目上をカットし、右目眼窩底骨折というダメージを負った井上。「ドネアが2人に見える」という危険な状況に陥りながらも、咄嗟の判断で右目の視界をグローブで遮りながら戦い、徐々に試合の主導権を握ります。

 ドネアも持ち前の強打で応戦し、9ラウンドには井上に強烈な右をクリーンヒットさせる場面も。眼窩底だけでなく鼻骨も骨折していた井上ですが、11ラウンド、ついに左ボディでダウンを奪い、12ラウンドを戦い抜いて3-0の判定勝ちを収めました。

 ボクシングの激しさと美しさが凝縮されたWBSSバンタム級決勝は“ドラマ・イン・サイタマ”と称賛され、『リングマガジン』の「ファイト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。ファンからも「何度見返しても本当に痺れます。2ラウンド、そして大ピンチとなった9ラウンド、それまでの珠玉の攻防。最高でした」(62歳・男性)、「本当は2つ選びたかったくらい、ドネア戦は最高。お互いがリスペクトしているのも本当にいい」(26歳・女性)といった熱いコメントが寄せられました。

「ベストパフォーマンスやベストKOを聞かれた場合は別の答えになりますが、ベストバウトを聞かれたら自分の中では間違いなくこの試合です。KOだけじゃない、ボクシングの面白さや駆け引きが詰まった試合だと思います」(20歳・男性)

「この試合以外も素晴らしいが、この試合以外を選べない。ボクシングの美しさがぎっしり詰まっていて、そしてドネアにより2Rで眼窩底を骨折させられてもなお、井上尚弥の底が見えなかった試合」(34歳・男性)

「互いの持てる技を全て駆使して繰り出し合う、痺れるような駆け引きの連続。まさに死闘と言える、両者素晴らしいとしか表現出来ない試合でした」(49歳・男性)

【次ページ】 「井上尚弥を知らない人に薦めたい試合」

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