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あなたが選ぶ「井上尚弥のベストバウト」は? 700人アンケート結果発表…「井上が最も苦戦した試合」「史上最高のワンツー」は何位?
posted2024/05/23 18:20
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Reuters/AFLO
のちの世界王者との手に汗握る日本人対決か。「ノックアウト・オブ・ザ・イヤー」に輝いた秒殺KOか。フィリピンの閃光と作り上げた至高のドラマか。はたまた、悪童を粉砕した東京ドームの衝撃か。
27戦27勝(24KO)。ボクシング界の“モンスター”井上尚弥の輝かしい戦歴のなかで、もっとも多くの支持を集めた“最高傑作”は、いったいどの試合なのでしょうか。
Number Webでは「あなたが選ぶ『井上尚弥のベストバウト』はどの試合ですか?」というテーマでアンケートを実施。5月7日から12日にかけて、計744票が集まりました。前編ではランキング10位から6位までの結果を発表します。<後編では1~5位の結果を公開中です>
10位 マーロン・タパレス戦 5票
10位に選ばれたのは、井上尚弥がバンタム級に続いてスーパーバンタム級でも4団体統一を成し遂げたマーロン・タパレス戦。2階級での4団体統一はテレンス・クロフォードに次ぐ史上2人目、アジア人では初の快挙でした。
試合はWBA・IBF王者のタパレスから4ラウンドにダウンを奪うも、ディフェンスに優れた相手をなかなか倒しきれない“焦れる展開”に。それでも10ラウンド、井上がガードの隙間から右ストレートをねじ込むと、ダメージが蓄積していたタパレスはたまらずダウンし、そのまま立ち上がることができず。難敵を真正面から打ち砕き、世界のボクシング史に残る偉業を達成しました。
「前人未到を成した試合! 快挙!」(54歳・男性)
「タパレスのディフェンス能力が非常に高く、前半から連打を打ち込めなかった。攻めに行った時にカウンターをもらい意識が一瞬飛んだが、その後に戦いを作り直してKOに持ち込んだ。私の中では一番の難敵に見えました」(46歳・男性)
「高度な駆け引きが最も多い試合だと思うからです」(34歳・男性)