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ネリ戦でもドネア戦でもなかった…あなたが選ぶ「井上尚弥のベストバウト」“驚きの”1位はどの試合?「選ぶのは難しいが…」《700人アンケート》
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byHiroaki Yamaguchi
posted2024/05/23 18:21
計744票が集まった「あなたが選ぶ“井上尚弥のベストバウト”」アンケート。もっとも多くのファンに支持された「最高の試合」とは?
「試合前は無謀や不利という声もあった中、当時一度もダウン経験のないナルバエスを4度も倒し、圧倒的な強さを世界に知らしめたあの試合はまさにモンスター伝説の始まり。特に3度目のダウンを奪った左フックカウンターは何が起こったのかわからない速さだった」(20歳・男性)
「個人的には佐野友樹戦も印象的で……。いやすべての試合が強く記憶に残っており……。しかし、ひとつだけ選ぶならば衝撃度はナルバエス戦です。Jr.との対戦までの期待を込めて一票」(51歳・女性)
「強い選手だとは思っていたものの、その想像をはるかに超えた信じられないパフォーマンス」(43歳・男性)
「いきなり2階級上げてナルバエスはいくらなんでも、と思ったがあの内容で度肝を抜かれました。ホントにモンスターだと思った試合でした」(65歳・男性)
4位 ノニト・ドネア戦(2戦目) 112票
長きにわたって軽量級に君臨した“フィリピーノ・フラッシュ”ことノニト・ドネア。そんなドネアと井上の2度目の対決となったWBA・IBF・WBC世界バンタム級王座統一戦が、4位にランクインしました。
約2年7カ月前の1度目の対戦(WBSSバンタム級決勝)ではドネアのパンチで右目上をカットし、眼窩底を骨折するという大ピンチに陥りながらも、判定で勝利した井上。“ドラマ・イン・サイタマ”と謳われた激闘の続編は、「今回はドラマにしない」というモンスターの宣言通り、両者の実力差がはっきりと表れる試合となります。
1ラウンド終了間際、先の12ラウンドを通じてドネアの動きをインプットしていた井上の右が正確にテンプルを打ち抜き、最初のダウンを奪います。2ラウンドもダメージの色濃いドネアを井上が怒濤のラッシュで攻め立て、わずか264秒でTKO。「あのドネアがここまで圧倒されるとは思わなかった。正直、井上に恐怖すら覚えた」(44歳・男性)というコメントにもあるように、見るものを戦慄させたリマッチでした。
「初めて観た井上尚弥の試合であり、ボクシングにハマるきっかけとなった一戦。あまりに圧倒的で、一挙一動に華があり、有無を言わせずファンにさせられました」(37歳・男性)
「井上選手の入場時に殺気の様なものを感じました。ご本人も『ドラマにはしない』と仰ってましたが、その通りとなりました。ドネア選手がこんなにも、呆気なく倒されるなんて想像もしていませんでした。今でも強烈に印象に残っている一戦です」(41歳・女性)