Jをめぐる冒険BACK NUMBER
世界一を目標に掲げたU-20日本代表がW杯早期敗退…“うまい”の定義と「世界との差」を見直して…ここから“本当のキャリア”が始まる
text by
![飯尾篤史](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/f/9/-/img_f95ef5c9e8e76422322a429d92cc938d209844.jpg)
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph byAP/AFLO
posted2023/05/30 17:00
![世界一を目標に掲げたU-20日本代表がW杯早期敗退…“うまい”の定義と「世界との差」を見直して…ここから“本当のキャリア”が始まる<Number Web> photograph by AP/AFLO](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/b/700/img_6b74c7218a3341ea6d0e58dd6b998d90237318.jpg)
喜ぶイスラエル陣営と落胆する北野颯太。U-20日本代表は3試合での帰還を余儀なくされた
彼らにとって次の大舞台はパリ五輪かもしれないし、W杯かもしれない。今回と同じミスを犯したとき、失うものはもっと大きいはずだ。
遠藤航、鎌田に三笘らはU-20W杯不出場。だからこそ
精神的なダメージの大きいショッキングな敗退となったが、これでサッカー人生が終わるわけではない。カタールW杯に出場した日本代表の吉田麻也、長友佑都、遠藤航、守田英正、田中碧、鎌田大地、三笘薫……といった選手たちはU-20W杯に出場すらしていない。未来はこれからいくらでも切り開くことができる。むしろ、世界との差を知ったここから“本当のキャリア”が始まるとも言える。
「スコアは僅差だけれど、ピッチに立った選手たちはいろいろなことを感じていると思う。W杯でアフリカ、南米、ヨーロッパのトップと戦う、本当に厳しいグループだったが、そのためにW杯に来たと思うし、もうひとつ上に行ければ良かったが、この3チームと戦えたのは彼らの成長に間違いなく影響すると思う」
ADVERTISEMENT
冨樫監督はそう語ったが、この悔しさ、この経験を生かすも殺すも選手たち次第――。
所属クラブに戻った彼らがどんな振る舞いをするのか、変わった意識をプレーでどう表現するのか、誰がパリ五輪代表に食い込んでくるのか。彼らの変化に注目したい。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。
![](https://number.ismcdn.jp/common/images/common/blank.gif)