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大谷翔平の「仲間想い」な日常…スキンシップに“神インタビュー”、新世代リーダーの“コミュニケーション能力”は何がスゴい? ヌートバーらの証言 

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photograph by日刊スポーツ/アフロ

posted2023/03/11 17:18

大谷翔平の「仲間想い」な日常…スキンシップに“神インタビュー”、新世代リーダーの“コミュニケーション能力”は何がスゴい? ヌートバーらの証言<Number Web> photograph by 日刊スポーツ/アフロ

試合を終えて談笑する大谷翔平とラーズ・ヌートバー。二人の明るい雰囲気が、侍ジャパン全体にも広がっている

ハグや肩ポンポン…大谷はスキンシップも積極的

〈証言4〉
「先にどうぞ」と言えば、彼も「いやいや、先にどうぞ」となってね
アーロン・ループ(エンゼルス投手) NumberWeb/2022年10月6日配信

 WBCで大谷は、どの選手とも分け隔てなく自然体で接する姿から、ヌートバーとともに「ムードメーカー」の役割も担っている。投手陣では、たとえば同じ岩手県出身の佐々木朗希の肩をポンポンとたたいてスキンシップを図ったり、集合写真の撮影でも隣で談笑したりする姿が見られた。

 スキンシップと言えば、エンゼルスのベンチでは先発投手陣の一人、ホセ・スアレスとの“ちょっかい”の出し合いが中継に映り、話題を集めたことも。そしてリリーフ陣では、ベテラン投手のループが、宿泊地での知られざる“ほっこり”エピソードを語っていた。

「ホテルのエレベーターで一緒になることがよくあってね。(中略)『先にどうぞ』と言えば、彼も『いやいや、先にどうぞ』となってね。それがしばらく続く時も」

 同時に、ループは大谷のエンゼルス内でのコミュニケーションについて、このようにも証言している。

「僕らは、クラブハウスでもよく彼と話しているよ。(リリーフで登板後)試合でベンチ内にとどまる時も話すしね」

 侍ジャパン内でも度々目撃される、大谷と選手たちとの和やかなスキンシップ。これは急に始まった習慣ではなく、エンゼルスでの生活を通して、大谷のなかに根付いているものなのだろう。

ヌートバーに教えた日本語は「キョウダイ」

 選手同士のコミュニケーションが活発になり、互いを深く知ることで、絆が生まれ、侍ジャパン全体が上向いていく。今大会でそんな循環の中心に大谷がいるのは、おそらく間違いないだろう。

 最後に、ラーズ・ヌートバーのこんな言葉を紹介する。

〈証言5〉
チームのファミリーの一員なんだ
ラーズ・ヌートバー NumberWeb/2023年3月9日配信

 ヌートバーによれば、侍ジャパンが焼肉店で決起集会を行った夜、大谷たちから教えてもらった日本語は「キョウダイ」だったという。思いを一つに、世界の頂点を目指す日本代表の活躍を、これからも見守りたい。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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