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大谷翔平の「仲間想い」な日常…スキンシップに“神インタビュー”、新世代リーダーの“コミュニケーション能力”は何がスゴい? ヌートバーらの証言
posted2023/03/11 17:18
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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日刊スポーツ/アフロ
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敵味方に関係なく、コミュニケーションを欠かさない大谷
〈証言1〉
久しぶりに会えて良かったなと思います。うれしいですね、友達として
大谷翔平 NumberWeb/2022年8月10日配信
3月10日、大谷は韓国戦前の練習時間に韓国代表のトミー・エドマンと談笑する様子があったり、試合中も塁上で守備につく相手選手や審判と話し込んだりする場面が。試合ではもちろん真剣勝負だが、だからといって会話やコミュニケーションを欠かすことはない。大舞台でも変わらないそんな姿が目に留まったファンも多かったのではないだろうか。
紹介した言葉は、捕手としてメジャー1年目の大谷のピッチングを支えたマーティン・マルドナド(現アストロズ)に向けて、大谷が語ったものだ。“笑顔のハグ”など仲の良さが印象的だった二人は、マルドナドが移籍後、敵同士となってからも打席で仲良く会話をしていた。
チームが変わっても、変わることのない“信頼関係”。マルドナドのことを「もちろん素晴らしい捕手」とフォローすることは忘れず、そのうえで敵味方を超えた「友達」だと明言するところに、大谷の人間性の芯を感じることができる。
常に明るく受け応える「プロフェッショナルな姿」
〈証言2〉
彼の振る舞いは優雅でさえあった
ジャレッド・ウォルシュ(エンゼルス内野手) NumberWeb/2021年9月9日配信
大谷は強化試合で2打席連続ホームランに始まり、WBCでは先発投手を務めた中国戦、野手のみの出場となった韓国戦でともにツーベースを含む2安打。ファンの期待を裏切らない活躍を見せている。プレー面と同じくらい注目を集めているのが、ヒーローインタビューで大観衆をあおった「もっともっと大きい声援をお願いします」というユーモアあふれるコメントだった。
侍ジャパンの中心として、大谷にかかるプレッシャーは計りようがないが、それでも常に明るく受け応える姿は、見ていて爽快ですらある。エンゼルスでチームメイトのウォルシュは、ともに出場した2021年のオールスターでの大谷の姿を、このように語っている。