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ラグビーの根幹を揺るがすリーグワンのTMO問題。
posted2022/05/12 07:00
![ラグビーの根幹を揺るがすリーグワンのTMO問題。<Number Web> photograph by Nobuhiko Otomo](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/a/f/1500wm/img_af6be9041d7cbcf7eaff152895735d06230119.jpg)
8節のBR東京対GR東葛はTMOが相次ぎ冗長な展開に。BR東京のヒューワットHCは「クレージーな試合」と発言
text by
![大友信彦](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
大友信彦Nobuhiko Otomo
photograph by
Nobuhiko Otomo
「TMO、何とかなんないの?」
これはもはや挨拶である。ラグビーリーグワンのテレビジョンマッチオフィシャル=ビデオ判定の問題だ。
トライが決まった! と思った場面のあとで「ピピッ」と笛が鳴る。時計は止まり、レフリーと別室にいるビデオ担当氏が無線で話しながら、スタジアムのスクリーンに映像を何度も再生して確認。トライまでの過程で反則やエラーが発見されればトライは取り消される。その結論が出るまでの数分間、選手も観客もひたすら待たされるのだ。
そもそも両チームの30人が入り乱れて戦うラグビーにはグレーゾーンが多い。厳密に見れば反則だらけだ。その中で、ゲームに影響する反則を取捨選択し、スムーズに試合を進行させるのがレフリングの妙味だ。
![](https://number.ismcdn.jp/common/images/common/blank.gif)