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“森友哉を励ます会”はもう開催しなくて大丈夫? 西武・森友哉が若い投手陣に伝える先輩の教え「アカンときは『絶対アカンぞ』って」
 

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市川忍

市川忍Shinobu Ichikawa

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photograph bySankei Shimbun

posted2022/03/02 17:00

“森友哉を励ます会”はもう開催しなくて大丈夫? 西武・森友哉が若い投手陣に伝える先輩の教え「アカンときは『絶対アカンぞ』って」<Number Web> photograph by Sankei Shimbun

最下位に終わった昨季を振り返りながら、新シーズンへの抱負を語った森友哉(26歳)

 21年、ライオンズは最下位に沈み、毎年、課題に挙げられるチーム防御率もリーグ最下位の3.94に終わった。当然、批判の矛先はピッチャーだけではなく、キャッチャーである森にも及ぶ。マスクをかぶって試合に出続ける森は、どんな心境で戦っていたのか。

「試合のあとに1人でいると、どうしても試合のことをいろいろ考えてしまうので、遠征先だったら岡田(雅利)さんの部屋に行って喋っていましたね。ときどきピッチャーもそこに呼んで、試合の内容について話したり……。とにかく、打たれたらその日のうちに要因を分析して、しっかり自分で納得して、次の日はフラットな状態で試合に出るよう、それを続けていました」

 岡田は森と同じキャッチャーだが、社会人野球を経ての同期入団。大阪桐蔭高校の6学年先輩にあたる。

「試合に出ている自分と、岡田さんがベンチで見ていて感じることは、また違うと思うので、岡田さんのアドバイスはすごく参考になりました。本当にありがたかったです」

具体的だった岡田のアドバイス

 岡田の指摘は具体的だった。試合のある1打席を指してアドバイスをすることもあれば、「配球が一辺倒になってたよ」「ちょっと変化球が多過ぎやったんちゃうか」等、試合全体の配球に言及することもあったという。森は続ける。

「これまでは年上のピッチャーが多くて、その人らは自分の投球スタイルを自分ですでにわかっています。でも、若手は違う。どうしてもあちらからは僕に、いろいろとピッチングのことは聞きづらいと思うので、こちらから積極的に聞くのは大事やなって思います。『あの1球はどういう意識で投げたのか』とか、開幕前の今の時期だったら『今シーズンはどういう課題を持って、どういうピッチングスタイルでいきたいのか』をこちらから聞きます。よりたくさん会話することは意識しています」

【次ページ】 四死球が多い今井に「あれはあれで、持ち味」

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