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“森友哉を励ます会”はもう開催しなくて大丈夫? 西武・森友哉が若い投手陣に伝える先輩の教え「アカンときは『絶対アカンぞ』って」
text by
市川忍Shinobu Ichikawa
photograph bySankei Shimbun
posted2022/03/02 17:00
最下位に終わった昨季を振り返りながら、新シーズンへの抱負を語った森友哉(26歳)
22年シーズン、隅田知一郎と佐藤隼輔という両左腕がライオンズに加わった。彼らの能力を引き出すことも、森には求められてくる。
「毎年『キャッチャーとして結果を残す』という目標は持っていますね。もちろん今年もそう。ずっとずっと思ってますよ。百何試合やって、何打席も相手バッターと勝負して良かったなと思うときも、悪かったなと反省することも、もう死ぬほどありますよ。ピッチャーと話し合って、修正したことがうまいこといったり、それが全然うまくいかなかったりの繰り返し。でも、それがキャッチャーという仕事だと思っているので」
相手バッターとの心理戦や、ピッチャーとの共同作業での勝利など、成功体験を積むほどに、決して苦しいだけではないキャッチャーというポジションの楽しさややりがいも、もっと感じることができるのではないか。
最後に、チームにとって42年ぶりとなる最下位について聞いた。
「もちろん悔しいっていうのはありますけど。自分としては6位だろうが4位だろうがBクラスには変わりなくて、クライマックスシリーズに進出できないという結果は同じわけで。とにかく切り替えていくしかない、もうやるしかないという気持ちでいます」
21年シーズン、打率3割の成績を残し、今年は『首位打者もねらえる』と期待される森だが、本人のいちばんの願いはチームが勝つことなのだろう。
チームが渇望するバッテリーでの勝利が増えれば、ライオンズの白星は必ず増える。若い投手陣をどうリードするのか、今シーズンの森には一層、注目したい。
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