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「8本? 何しとん!」ギータ塾長が喝!? プロ5年目・安田尚憲&清宮幸太郎が柳田塾で始動…今年のノルマは打率.310か30本
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千葉ロッテマリーンズ取材班Chiba Lotte Marines
photograph byChiba Lotte Marines
posted2022/01/15 11:03
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柳田悠岐との自主トレに参加した安田尚憲と清宮幸太郎。ともに高校時代を沸かせたスラッガーが、気持ち新たにシーズンをスタートさせた
「自分にとって昨年は悔しいシーズンだった。清宮もそうだと思う。お互い思うことはある。同じ歳ですし、高校時代から知っているし、切磋琢磨しながらお互い成長したい。なにかを変えないといけないという気持ちで日々、取り組んでいる」(安田)
2人でキャッチボールを行い、競い合うようにダッシュを繰り返し、同じタイミングで打撃練習をスタートした。「今年はやらんといかんぞ」と柳田。スイングに熱が入る。なにかを変えたい。今年は一皮むける。2人の熱い想いが伝わってくる練習が続いた。
安田は「強いスイングをすることを心掛けています」と今年のテーマを語った。それは柳田のある言葉が印象に残っているからでもある。「全力で振り抜いた中で見えるものがある」。逆に言うとフルスイングしないと見えない打撃があるということ。力強く語ってくれたその言葉がなんともカッコよく安田の胸に響いた。
開幕4番でスタートも、長いトンネルに
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昨年、安田は開幕4番に座り上々のスタートを切ったが、終わってみれば115試合に出場し打率.242、8本塁打、55打点。一時はリーグトップの打点を記録するなど順風満帆に見えたシーズンだったが突如、暗く長いトンネルに迷い込んだ。
5月14日のライオンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)で6号2ラン。順調に本塁打数も伸ばしているかのように見えたが、そこからピタッと止まった。15日から4試合ノーヒット。27日のタイガース戦(甲子園)ではスタメン落ちをした。6月は7打点。7月は3打点。後半戦はスタメン落ちすることも増え、首脳陣が期待をしていた若き4番打者としての数字からすると物足りない結果が残った。