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《1000万円台グッズも》大谷翔平オークションが盛況だからこそ… “転売やニセモノ”など「6つの要注意ポイント」とは

posted2021/08/10 17:00

 
《1000万円台グッズも》大谷翔平オークションが盛況だからこそ… “転売やニセモノ”など「6つの要注意ポイント」とは<Number Web> photograph by Getty Images

サインに快く応じる大谷翔平

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 大リーグのメモラビリアを取り上げている本記事。前提として筆者は大の野球観戦ファンであり、その延長としてのスポーツ・メモラビリアコレクターである。

 大谷翔平の"リアル二刀流"での大活躍によって大谷の各種メモラビリアのニュース記事が、様々なメディアでも取り上げられることが多くなった。スポーツ・メモラビリアに注目が集まって嬉しい一方で、メディアは速報重視なので仕方がないのかとは思いつつ、時には誤った情報が流れていたり、高騰の部分のみを切り取られて報じられていることもある。そのため、時には受け手側の理解と一致していないのではないかという危惧を持つこともある。

 つい最近、こちらの記事で紹介させて頂いた大谷劇場の実使用ユニフォームの落札価格はなんと12万1800ドル(約1320万円)となった。そしてさらに驚いたのが、今年のオールスターユニフォームで落札価格はなんと13万210ドル(約1432万円)だった。こちらはオールスター初出場というプレミアが付いたとはいえ、実際に着用したものではないユニフォームだ。筆者だけではなく古くからのスポーツ・メモラビリアコレクターにとっても驚きの値段になった。

各種グッズの現状や注意点

 もちろん二刀流への挑戦、活躍によって大谷が日米問わず評価されていることは野球ファンとしてとても嬉しいこと。また、MLBオークションの収益は以前にも書いたようにチャリティとして地域振興に使われるという意義があるが、一方で特定の選手のメモラビリアがここまで急激に高騰するとと少し不安になってしまう。

 上記のMLB公式アイテムが高騰しているのと同時に、日本でも大谷関連グッズは軒並み高値で取引されるようになってきている。もちろん経済の原理原則上、売りたい人と買いたい人がいて、お互いのニーズが合致した金額で取引されることは通常とも言える。

 ただ最近、"通常の商取引"とは言い難いケースも目の当りにしてきている。1人でも多くの人々に健全に楽しんでほしいので、長くスポーツ・メモラビリアを収集している筆者の視点で各種グッズの現状や注意点などを何点か挙げてみたいと思う。個人的な視点もあると思うので、あくまでも参考まで、ということにしてもらえると有難い。

【次ページ】 大谷グッズにも押し寄せる"転売の波"

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