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10年前は“短いメール”で拒否…WWEが41歳里村明衣子に異例の熱烈オファー、「覚悟しておけ!」といざ参戦!

posted2021/02/02 11:00

 
10年前は“短いメール”で拒否…WWEが41歳里村明衣子に異例の熱烈オファー、「覚悟しておけ!」といざ参戦!<Number Web> photograph by 2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

里村明衣子は異例のNXT UK本格参戦を決めた

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堀江ガンツ

堀江ガンツGantz Horie

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2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 “女子プロレス界の横綱”ことセンダイガールズプロレスリング(仙女)の里村明衣子が、世界最大のプロレス団体WWEのNXTイギリス部門「NXT UK」へ本格参戦することが正式発表された。

 日本時間1月29日に配信されたNXT UKで、まず女子王者ケイ・リー・レイが映像で登場し、「私の最長王座保持記録が日を追うごとに長くなっている。世界のベストと対戦したい」と呼びかけると、これに応えるように里村が登場。「多くの人が『私は世界一』と言っていますが、私は日本で数々のタイトルを勝ち取ってきました。そして、私はNXT UKにやってきた。覚悟しておけ!」とNXT UK参戦を発表した。

 その後、里村は自身のツイッターに「今、ロンドンにいます。WWE NXT UKのライバルを倒すためにきました」と投稿。これを受けてNXT総責任者トリプルHも「里村明衣子の存在がNXT UK女子部門におけるゲームチェンジャーになることは間違いない」とツイッター投稿すると、WWEのレジェンド中のレジェンドであるショーン・マイケルズも「これは間違いなくNXT UKにとって、とてつもなく大きなニュースだ。里村明衣子を知らない人に対して一言いっておこう。Be prepared!(覚悟しておけ!)」と投稿して、世界中のWWEユニバース(ファン)から大きな反響があった。

 この「Be prepared!(覚悟しておけ!)」は、里村のWWEでの決め台詞になるのではないか。そして日本人プロレスラーのWWE参戦が、海外でこれだけ大きなニュースとして扱われるのは、2016年の中邑真輔のWWE入り以来だろう。

「代表取締役だから所属選手にはなれない」

 一部報道によると、里村は仙女の代表取締役社長を続け、選手としても同団体にスポット出場を続けながらの参戦になる模様だという。それが本当であれば、これまでのWWEではきわめて特異な形態となる。

 WWEに参戦する選手は、基本的に独占契約であり、一部許可を得た例外をのぞいて他団体に出場することはできない。そのため、これまでWWEに参戦する日本人レスラーは、みな元の所属団体を退団した上でWWEと契約を結んでいる。

 この通例をかつて覆したのもまた里村明衣子だった。里村は2018年にWWEから女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック」への出場要請を受けた際、「私は日本で会社を持っている代表取締役である。だから所属選手になることはできない」と伝え、一度は断ったが、WWEサイドから「それでもいいから、出場してほしい」と熱烈オファーを受けたことで出場を決めている。WWEにとって、それまでの通例を覆してでも出場してほしかった選手、それが里村明衣子だったのだ。

【次ページ】 VIP待遇の里村がWWEから門前払いを食った過去

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#里村明衣子

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