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ファーム二冠の安田は来季も二軍?
ロッテのFA戦略が消化不良な理由。 

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小関順二

小関順二Junji Koseki

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photograph byKyodo News

posted2019/12/11 08:00

ファーム二冠の安田は来季も二軍?ロッテのFA戦略が消化不良な理由。<Number Web> photograph by Kyodo News

ドラフト1位で入団した(左から)安田、平沢、藤原。FAで獲得した福田を獲得したロッテだが、彼らの奮起にも期待したい。

リーグ優勝→日本一を実現のため。

 ロッテは'05年に優勝(勝率は2位)→日本一、'10年に3位→日本一になっているが、勝率1位でリーグ優勝したのは金田正一監督時代の1974年が最後である。意地悪く言えば、プレーオフ、CS(クライマックスシリーズ)制度の抜け穴をくぐって日本シリーズに出場して、優勝しているのである。本当の実力をつけてリーグ優勝→日本一に到達するために他球団が真似のできない、6年間で4人の野手を1位指名するという攻撃的ドラフトを展開してきたのではないのか。そういうチーム強化の思いが福田を獲ることによって薄まってしまった印象がある。

 近年のドラフト戦略をスタメンに反映させるなら、ドラフト1位が5人並ぶこのスタメンこそベストである。

 1番 荻野貴司(左翼手)
 2番 藤原恭大(中堅手)※
 3番 中村奨吾(二塁手)
 4番 井上晴哉(指名打者)
 5番 レアード(三塁手)
 6番 安田尚憲(一塁手)※
 7番 マーティン(右翼手)※
 8番 平沢大河(遊撃手)
 9番 田村龍弘(捕手)

 福田のソフトバンクでの成績は実働9年で通算255安打、打率.235といたって平凡。ただ、昨年は短期決戦のCSファーストステージ、ファイナルステージ、日本シリーズで通算2本塁打、6打点、打率.316を挙げ、勝負強さが際だっていた。個人的にはソフトバンク時代と同じスーパーサブ的な起用法で力を発揮するタイプだと思うが、4年5億円(推定)という契約内容なのでレギュラーで起用せざるを得ないだろう。この福田の獲得だけが私の中では消化不良になっている。

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