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新刊『CHANGE』はビジネス書!?
太田雄貴会長、“3度目”の日本選手権。 

text by

太田雄貴

太田雄貴Yuki Ota

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posted2019/10/20 18:00

新刊『CHANGE』はビジネス書!?太田雄貴会長、“3度目”の日本選手権。<Number Web> photograph by FJE

今年の全日本選手権のポスターを撮影したのは篠山紀信さん。昨年の蜷川実花さんに続き、日本を代表するフォトグラファーの作品が大会の「看板」だ。

近づく“3度目”の全日本選手権。

 フェンシングは、ルールがわかりづらく、マスクで選手の表情もわかりませんから、競技を見ていただくだけでは伝わりづらい。だからこそ価値観を多様化させて、ひとりでも多くの皆さんの心を打ちたいと思っています。「突け、心を。」という協会のスローガンそのものをどうやって具現化してきたのか、これまでの取り組みについても本書には書かれています。

 僕と仲間たちが、どのようなチャレンジをしてきたのか、その奮闘記であり、行動を起こす時の指針として大切にしてきた、そして実行してきた「25のアイデア」に、ぜひ本書で触れていただきたい、と思っています。

 そして、私が会長に就任してから、3度目となる全日本選手権の決勝が近づいてきました。

 私たちの取り組みや今回の書籍『CHANGE』に関心を抱いてくださった方には、ぜひ「エイブル Presents 第72回全日本フェンシング選手権大会」個人戦の決勝戦(11月2日・3日)に足を運んでいただければと思います。

1つの到達点ともいえるイベント。

 本書で書かれたことの延長線上にある、1つの到達点ともいえるイベントが、まさにこの大会です。

 会場は、新しく建て替えられたLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)です。こけら落としには人気アーティスト・Perfumeの公演が行われるような会場ですから、私たちもそういった上質なエンターテインメントに匹敵するショウケースが提供できるのか、これから大きなチャレンジが待ち受けています。

 前回大会で話題になった大型LEDの設置、そして「フェンシング・ビジュアライズド」の実装にもチャレンジします。10月15日の段階ではありますが、まだ一部チケットが残っているようです(チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスで発売中です)。ぜひ会場に足を運んでいただき、フェンシングを「体感」し、ピストに立つ選手たちに大きな声援を送っていただきたいと思います。

【次ページ】 未来を切り拓くための議論を巻き起こす。

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