サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
久保建英ら8人がW杯予選に初出場。
初戦完勝は世代交代の追い風になる。
posted2019/09/11 12:00
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph by
Tsutomu Takasu
後半のアディショナルタイムに突入すると、ミャンマーの選手が3人同時にピッチに倒れ込んだ。途中出場の伊東純也が左サイドを突き破ったプレーが、彼らの疲労を分かりやすく表わしていた。
9月10日に行われたカタールW杯アジア2次予選の初戦で、日本はミャンマーを2対0で下した。アウェイできっちり勝点3を奪った。
試合が行われたヤンゴンは、午後から雨が降り出した。大粒の雨がアスファルトを叩きつけ、試合開始になっても雨足は弱まらない。
ところが、ピッチコンディションは悪くないのだ。
「雨がずっと降っているからたぶん難しいだろう、シンプルに蹴るという話もしていたんです。けれど、ウォーミングアップでけっこう回せるな、ボールが走るなということになった」と吉田麻也が振り返ったように、日本はリスク回避の意味合いも含めてロングボールを蹴り出すのではなく、最終ラインからビルドアップしていくのである。
パラグアイを破った面々がスタメン。
スタメンは5日のパラグアイ戦と同じだった。森保一監督の判断は、驚きではなかっただろう。コパ・アメリカ8強のチームを2対0で退けた一戦は、3カ月の空白を埋めながらミャンマー戦を見据えたチューニングアップの機会だったからだ。
日本からミャンマーへの移動にはそれなりに時間がかかるものの、6日には現地入りしていた。時差は2時間半である。カタールへの道のりではさらに過酷な条件に直面するはずで、心身ともにタフネスさを磨いていくためにも、スタメンに手を加える必然性は薄い。
さらに言えば、アウェイとはいえ負けられない一戦を経験していくことで、チームの体質を骨太にしていく狙いもあったはずだ。