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J1昇格を後押しする大宮の化学反応。
戦力は十分、あとは高木監督の手腕。 

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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photograph byJ.LEAGUE

posted2019/01/01 09:00

J1昇格を後押しする大宮の化学反応。戦力は十分、あとは高木監督の手腕。<Number Web> photograph by J.LEAGUE

J2の優勝争いから大宮は少し離されてしまったが、J1を狙う力は十分に備わっている。

J2は戦力拮抗の戦国時代。

 J2は群雄割拠の様相を呈している。柏レイソルはネルシーニョ監督と井原正巳コーチのコンビを復活させ、1年でのJ1復帰を目論む。高木監督の古巣であるV・ファーレンは、前日本代表コーチの手倉森誠監督に再建を託した。

 ブラジル人監督のエジソン・タヴァレスが続投する横浜FC、イタリアからファビオ・ペッキアが監督としてやってきたアビスパ福岡らも、J1昇格の候補にあがってくるだろう。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が去った東京ヴェルディは、イングランドからギャリー・ホワイトを招いた。現時点でJ1ライセンスを取得していないFC町田ゼルビアも、'18年に続いて上位争いに食い込んでくるかもしれない。

 J1昇格を争うライバルがひしめくなかで、高木監督のアルディージャはどのような戦いをしていくのか。「これまでのJクラブ監督の経験を注ぎ込む」と語る指揮官との出会いが新たな競争原理を生み出し、選手同士の化学反応を引き起こすことにつながれば──。

 望むべき場所へ帰る日が、近づいてくるはずだ。

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大宮アルディージャ
高木琢也

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