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スポーツ界の社会貢献活動を表彰!
今年の「HEROs AWARD」はこの人に。
posted2018/12/26 15:00
![スポーツ界の社会貢献活動を表彰!今年の「HEROs AWARD」はこの人に。<Number Web> photograph by Yuki Suenaga](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/5/c/1500wm/img_5cc9f6811ab943323f85a04b185b18a5311591.jpg)
「HEROs AWARD 2018」で登壇した受賞者の皆さん。左から、赤星憲広さん、有森裕子さん、飯沼誠司さん、浦和レッズの落合弘さん、北野華子さん。
text by
![生島洋介](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
生島洋介Yosuke Ikushima
photograph by
Yuki Suenaga
社会のためにスポーツマンシップを発揮した選手やチーム、団体を表彰する「HEROs AWARD 2018」が12月17日に開催された。
この賞は昨年10月に創設された「HEROs」プロジェクトの柱のひとつで、「アスリート」「チーム・リーグ」「NPO」の3部門について社会貢献活動を審査している。これまで人知れず行われてきたアスリートたちの取り組みを広く認知させ、彼らの社会的価値を高め、活動を促進していくことが目的だ。
2回目を迎えた今回、受賞したのは以下の6つの活動だった。
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●赤星憲広/Ring of Red~赤星憲広の輪を広げる基金~
●有森裕子/HEARTS of GOLD
●飯沼誠司/ATHLETE SAVE JAPAN いのちの教室
●長谷部誠/ユニセフを通じて世界の子どもたちを支援
●浦和レッズ/浦和レッズハートフルクラブ×バーンロムサイ
●Being ALIVE Japan/スポーツを通じて、長期療養を必要とするこどもたちに「青春」を
赤星氏寄贈の車椅子は347台に!
阪神で活躍し通算381盗塁をマークした赤星氏は、プロ入り間もない2003年から車椅子の寄贈を続けている。きっかけはある女性ファンとの出会いだった。
![](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/c/9/744/img_c9c882528a9a06494d033ba7e70230bd203495.jpg)
「熱心に応援してくれた方が骨肉腫になってしまい、足を切らないと転移してしまうと。ぼくは一日でも長く生きてほしかったし、優勝するところを見てもらいたかった。だから手術をすすめて、車椅子や義足を作る約束をしたんです。彼女がきっかけを与えてくれ、背中を押してくれた」(赤星氏)
自身も2009年の試合中にダイビングキャッチで脊髄を損傷。実際に車椅子での生活を経験した彼は、引退後の活動継続のために「Ring of Red~赤星憲広の輪を広げる基金~」を設立した。以来、車椅子の寄贈数は347台に達しているという。