【NSBC補講III】太田雄貴のEnjoy FencingBACK NUMBER

フェンシング日本選手権が大成功。
その時太田雄貴は、なぜパリに!?

posted2018/12/30 10:30

 
フェンシング日本選手権が大成功。その時太田雄貴は、なぜパリに!?<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

試合中、大型LEDディスプレイには心拍数がオンタイムで表示され、選手のテンションが『可視化』された。

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太田雄貴

太田雄貴Yuki Ota

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 2018年12月9日。

 東京グローブ座で開催された全日本選手権の決勝、ご覧いただけましたでしょうか。

 客席で応援してくださった700名弱の方々はもちろん、AbemaTVのテレビ生配信でご覧いただいた30万人近くの方々にも改めて、心より御礼申し上げます。

 テレビや新聞はもちろん、NumberWebでも、選手の声も含めた詳細なレポートが上がっています(https://number.bunshun.jp/articles/-/832809)。

 大会は大成功だった、といっていいと思います。もちろん、完璧だったわけではありません。エンターテインメントを日頃から追求しているわけではない素人の私たちがやっているわけですから、反省すべき細かなアラや、課題はどうしても出てきます。

 それでも、皆さんに楽しんでいただけたことは、胸を張っていいことです。今は、選手もスタッフもみんなでポジティブな余韻に浸っていい時間だと思っています。

 今回は、私個人が感じた、大会の印象をお伝えすることにします。

時代とマッチした完璧なオープニング。

 まず、オープニング。真剣勝負のエンターテインメントがこれから始まるんだ! という期待が高まっていくような、そんなオープニングを目指しました。

 フェンシングのユニフォームを身にまとったFISHBOY率いるダンスチームが、キレのあるダンスパフォーマンスを見せたあとは、ステージ正面の大型LEDディスプレイ真横に設置したブースで、FPMの田中知之さんが渾身のDJプレイ。

 この日のためにアレンジしたクイーンの「We are the champions」、「WE WILL ROCK YOU」が流れ、会場のムードが高まる中での選手入場となりました。奇しくも大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』とのシンクロも想起させるような、時代ともマッチした、完璧なオープニングだったのではないか、と感じています。

 決勝6試合を4時間ほどの中で見せていくという構成は、昨年と変わりはありません。ただ、なんといっても大きかったのは、会場が変わったことと(去年は4日間すべて東京・駒沢オリンピック公園体育館で開催しました。今年は決勝のみ東京グローブ座です)、冒頭に記したようにAbemaTVさんで生中継を配信したこと。

 会場に来た方々には圧倒的な臨場感を味わってもらいましたが、AbemaTVの映像も負けていない。テレビ朝日さんのカメラワークが素晴らしく、選手たちのプレーはもちろん、会場の空気、LEDを駆使したアクティブな演出も、しっかりと全国のみなさんにお届けできたように思います。

【次ページ】 スポーツ界初の、心拍数の可視化。

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