太田雄貴のEnjoy FencingBACK NUMBER
人材募集、大会演出にHP刷新。
フェンシングの改革が止まらない!
text by
太田雄貴Yuki Ota
photograph bySports Graphic Number
posted2018/11/13 07:00
新しい協会ホームページのあらゆるコンテンツには、会長の理念をはじめ、この1年協会が取り組んできた「改革」が反映されている。
我々からの“リターン”も。
スポーツ界全体にとって今回の人材募集が良き前例となるためには、副業・兼業においてフェンシングに携わってくださる方々に、確実な“リターン”をお返ししなければなりません。
もちろん、私たちが掲げるビジョンのもとで、一緒に手と足を動かし、ミッション実現のために汗をかいていただくことは前提となりますが、そのうえで「自分がやりたいこと」をどれだけ実現してもらえるか。
さらには、フェンシング界の改革が確実に“成果物”となって、彼らの肩書きをひとつ増やし、彼らがその後のキャリアをつくっていくうえで有用なものにしていかなければなりません。
キャリアに付け加えることができる案件を共につくっていくという意識――。
これからは、この意識を事務局サイド、また選手たちもふくめて、しっかりと持ち続けなければならないと思っています。
選手たちも刺激を受けている。
幸い、私たち日本フェンシング協会の規模は、大きすぎるということは決してありません。むしろ、運営にかんしては軽自動車、スポーツカーのように小回りが利きます。いわば、機動力がある。
今回応募してくださった方々は、「自分がかかわっているプロジェクトがドライブしていく」という感覚が好きな皆さんだと思います。私自身もそうですし、何より4職種に取り組んでもらうプロジェクトは、会長のもとで機敏に動かしていくはずです。まさに軽自動車、スポーツカーでしょう?
選手たちもまた、意識を高めてくれています。この9月に、各界の最先端の方をお招きして「Fencing Vision Forum」を開催するなか、現役選手としてなにをなすべきか、何ができるのかを積極的に学び、意識するのみならず、具体的に行動にうつしてくれています。PRにしても、SNSでの発信にしても、特にこの1年間で様変わりしてきました。
私達の方でも、新たな人材を迎え入れる準備は、着々と整ってきているのです。