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ゴロとフライの比率「GB/FB Ratio」で、
松井秀喜とイチローの好不調を解読! 

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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posted2010/05/06 10:30

ゴロとフライの比率「GB/FB Ratio」で、松井秀喜とイチローの好不調を解読!<Number Web> photograph by KYODO

4月26日のインディアンス戦では、メジャーリーグ通算1000本安打となる記録を達成した松井秀喜。指名打者での出場が多いとはいえ、レフトの守備も大過なくこなしている

草野球、ソフトボールでも比率計算は役に立ちます!

 実はこのGB/FB率は、草野球、ソフトボールにも応用が可能だと見ている。

 軟球、ソフトボールの場合、ボールの材質が柔らかく、バットとコンタクトした瞬間にボールは歪む。プロのコーチからすると、「軟球やソフトボールでは、出来るだけ長い時間、ボールをバットに乗せるような感覚が必要」と話していた。ボールをバットに乗っけて、遠くに運ぶイメージが大切だという。

 その意味で、軟球やソフトボールではフライの比率が高くなるのだ。ましてやソフトボールでは投手がアンダーハンドで投げてくるから、自然とボールは高く上がりやすい。

 もし、あなたのチームのスコアラーに余裕があったら、比率をつけてもらうと面白いと思う。もしも、GB/FB比率が1を超えるようなら、つまりゴロの数がフライを超えていたら、あなたのバッティングは黄信号だ。

 原因をつきとめ、バッティング・フォームの改造に取り組むのもひとつの手だと……私は思います。

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