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田中碧「力不足だからやるしか」、久保建英「爪痕を残さないと生き残れない」…日本代表はどんな“青春時代”を過ごしたか
 

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photograph byKiichi Matsumoto/JMPA

posted2022/12/16 17:46

田中碧「力不足だからやるしか」、久保建英「爪痕を残さないと生き残れない」…日本代表はどんな“青春時代”を過ごしたか<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto/JMPA

田中碧と久保建英。カタールW杯で戦った選手たちはそれぞれのルートをたどりながら、青春時代からサッカーに打ち込んできた

 どうしても軽やかなテクニックやスキルに脚光が当たりがちだが――これほどまで若き日から“結果”にこだわっていた。そんなハートの強さに、頼もしさを覚えるファンも多いはずだ。

21歳にして経験した初のW杯をステップに

 久保は東京五輪で4位に終わった涙を経て、スペインのラ・リーガ5年目となる新シーズンで新境地を見せた。新天地レアル・ソシエダでゴール、アシストに絡むだけでなくアグレッシブな守備を見せ、左サイドでのプレーも可能な万能性も発揮した。

 このプレーぶりもあってカタールW杯メンバーに招集されると、ドイツ戦とスペイン戦で先発起用された。

 2試合とも前半はディフェンシブな戦いを強いられたゆえ、攻撃面での久保の良さはなかなか出せなかった。さらに体調不良もあってクロアチア戦はベンチ外となり、敗戦をホテルのテレビで見届けたという。それでも21歳にして初のW杯を戦った経験は、久保ならば“次の爪痕”を残すきっかけとするはずだ。

#2に続く
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