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帰宅部経験者が語る…なぜ部活をやめたか?「定期テストの点数を全員の前で言わされた」「生理でも普段と変わらず練習がつらかった」
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byAFLO
posted2022/04/26 11:01
Number Webでは、部活をやめた経験を持つ人を対象に、「あなたが部活をやめた理由」というテーマでアンケートを実施。その結果と体験談を発表します ※写真はイメージです。本文とは関係ありません
「『塾に通う日は練習休んでもいいですか』って聞いたら『その程度のやる気なら入るな』って言われたから」(43歳・男性/中学1年生)
「世代的に今とは違い、部活動の時間が長く土日なども大半が部活動に充てられていた。遊びやアルバイトも含めてやりたいことが他にもいろいろあったので、退部しました」(44歳・男性/高校1年生)
「アメリカンフットボール自体は楽しく、人間関係も恵まれていたが、同時並行でやっていたスキーをもっとやりたくなり、アメフトをやめることにした」(43歳・男性/高校3年生)
「高校生の時、初めてテニス部に入り、楽しく部活をしたいと思っていたのに、顧問や先輩の意識が高く『県ベスト8を狙うぞ』という雰囲気。夏休みはお盆以外ほぼ毎日練習。授業が終わってから、大量の荷物を自転車に乗せて遠方のコートに練習しに行くことも。しかも、『勉強もちゃんとやれ』と言われ、定期テストの点数を全員の前で発表させられました。点数が悪いと説教されます。謎。思っていたのと違いすぎて、勉強を口実に退部しました。その後、成績が上がることはありませんでしたが」(34歳・女性/高校1年生)
ハードな両立…「文武両道は難しいと判断した」
練習量が多い部活に入り、文武両道の難しさに直面したというケースも多いようです。部活を続けたい・辞められない環境と、受験に向けて学業を優先してほしい親からのプレッシャーという“板挟み”の状態に悩んだ人も。
「文武両道が出来ていない自分への葛藤。陸上競技の中距離でのタイムの伸び悩み」(48歳・男性/高校2年生)
「テニス部だったが上達せず悩んでいた。中学2年生になると親から受験のプレッシャーがきつくなり、最終的には面倒になって辞めた」(46歳・男性/中学2年生)
「中学生の頃から親の部活に対する理解が少なく、内緒で入った運動部を続けさせてもらえなかった。高校でもやはり内緒で運動部に入ったが、勉強での成績が振るわず、続けることができなかった」(62歳・男性/高校2年生)
「進学校へ進み、中学でやっていたバスケ部に入部したが、最初の中間テストの結果にショックを受け、文武両道は難しいと判断したため」(38歳・女性/高校1年生)
「中学校の頃は内申書のため、半ば義務的に部活に入りました。レギュラーになりキャプテンを務め辞めずに続けました。しかし高校では、部活をしなければいけない風潮に従う必要はないと思いました。部活は将来を保証してくれるものではありません。同時に大学受験に一層打ち込むことで、自分と向き合い、成長につなげることも可能だと思い、高1の一学期で退部しました」(46歳・男性/高校1年生)
<#3につづく>