「バスケ部でしたが、ルールの説明もなく、下手という理由だけでお荷物扱い。休むことなく、練習には出てましたが。向き不向きもあり、退部したいと担任や顧問に話しましたが、取り合ってくれず、職員室で他の教師から笑われ、どうして分かってくれないんだろうと思った。『勝っても負けても何の利益もない』と子供ながら思ったものです。

　それからは部活の練習には参加せず、放課後はすぐに帰ってましたが、同級生から『部活行けよ』と言われてしまい、辞めたいのに辞めれない。辛かったです。同級生から言われて以降、放課後トイレに隠れて部活が始まると隠れるようにして帰りました。最終的に普通に帰れるようになったのは、中学3年生の中体連後でした」（36歳・男性／中学2年生）

生理痛や持病の軽視…「トイレに行けなかった」

　度を越した練習量だけでなく、生理痛や持病が軽視されたことによって、部活時代が“辛い思い出”になった人も少なくありません。

「剣道部で男女合同で練習していたが、体格や体力の差を考慮してもらえず、無理をして腰を傷めた。生理でも普段と変わらず練習したり、トイレに行けなかったりするのがつらかった」（51歳・女性／高校2年生）

「幼少期から喘息を持っていました。激しい運動をしなければ支障はありませんでしたが、同級生に全日本レベルの子が入ってきて、先生が全国にいけると張り切ったため練習メニューが厳しくなり、喘息を発症し、続けることが困難になり、退部しました」（23歳・男性／中学1年生）

2位の「理由」…塾との両立に「その程度のやる気なら入るな」

　2番目に多くの票を集めたのは、「部活以外にやりたいことがある」でした。特に年齢的にアルバイトが可能になるなど、選択肢が増える高校生になって帰宅部を選ぶというケースは珍しくないようです。

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