「高校には硬式テニス部が無かったので、初心者で軟式テニスを始めました。1年の時はド下手でもそんなもんだと思い楽しんでいられたが、2年生になって経験者の後輩が入ってきたところ、自分のプレイもままならないのに先輩として振る舞うのが苦しくなり、勉強の成績低下もあったのでそれを理由に辞めました」（49歳・男性／高校2年生）

「高校入学後すぐに、3年生の先輩に誘われて器械体操部に何となく入部しました。しかし、女子部員が少なく、初心者の私はあまり指導してもらえず、顧問の先生も1人しかおらず男子に付きっきりで、面白さを感じる前に、当時の3年生が引退した後に辞めてしまいました。今思えば、公立の進学校で、学校全体が部活動よりは大学進学率に重きを置いていた傾向はありました」（46歳・女性／高校1年生）

3位は“つらい練習”…「辞めたいのに辞めれない」の声も

　3番目に多かった回答は「練習が体力的につらい」でした。休みなし、水飲み禁止……そんな“厳しすぎる環境”は退部の大きな理由になります。勝つために課されるハードな練習をきっかけに、競技自体を嫌いになってしまったという声も。

「夏の練習で熱中症に2回もなってしまったので、もう無理だと思った」（39歳・女性／中学2年生）

「もう既に引退したOBのしごきがイヤだった！」（53歳・男性／高校1年生）

「仲の良いグループの友人達が入部するということで、一緒に吹奏楽部に入部しました。幼い頃からピアノやバイオリン、フルートを習っていた彼女たちとは違い、私は楽譜が読めず苦労し、しかも強豪校だったので練習は朝も夕方もハードなスケジュールでした。勉強との両立や精神的苦痛に耐えられず、2年生の夏の大会を最後に、3年生の引退の時期とともに私も退部しました。当時は晴れ晴れした気持ちと、挫折してしまった後悔、劣等感もあり、自分だけ先に辞めてしまったので友人達に罪悪感を感じたりもしました」（38歳・女性／高校2年生）

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