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藤井聡太竜王「大変参考になったで“ござる”」初出演した《人間将棋》を現地取材… 観る将マンガ家が超楽しんで描いてみた 

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千田純生

千田純生JUNSEI CHIDA

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photograph byJunsei Chida

posted2022/04/25 17:01

藤井聡太竜王「大変参考になったで“ござる”」初出演した《人間将棋》を現地取材… 観る将マンガ家が超楽しんで描いてみた<Number Web> photograph by Junsei Chida

人間将棋でも大活躍、そして大人気だった藤井聡太竜王

 それもそのはず、木村九段は人間将棋に史上最多の出場経験者だそうです。百戦錬磨だなと思っていると、藤井竜王と佐々木六段に“人間将棋の作法”を説いてました。

木村九段「将棋とともに話し方ですかね。語尾に『ござる』をつけると、それらしく聞こえてくるんですよ」

藤井竜王「大変参考になったで………ござる」
佐々木六段「これは一本取られた……でござる!」

 このやり取りに、観客席から大きな笑いが起きていました。藤井竜王はここ最近、各タイトル会場の挨拶以外に、就位祝賀会で各地を回っていることもあるのか、明らかに受け答えの機転まで磨かれてるじゃないか! と感心するばかりでした。

武将姿の2人はとても凛々しかった

 トークショー、さらに竹部女流四段が大活躍の抽選会が終わると、遠目に甲冑姿の武士と女性武士も入場してきました。そして武者姿に変身した藤井竜王(赤備え)と佐々木六段(青備え)の姿が。ご時世なのでマスクをしていますが、両者ともに若武者の風格が漂っていてかっこいい!

 そして織田信長の次男・信雄を祖先に持つ天童織田藩ということで、織田信長も登場。武士の殺陣を経て、藤井竜王と佐々木六段が物見やぐらにそれぞれ(ハシゴで)上り、臨戦態勢に。いよいよ合戦の火ぶたが切られることになりました。

 本番の人間将棋については、後編で振り返りつつ、天童に浸透する文化や藤井竜王のスター性についても描いていこうと思います!
<つづく>

#2に続く
「藤井殿…に、人間将棋は初めてではないのか?」 棋士が驚き、ファンが喜ぶ“藤井聡太竜王のスター性”を観る将マンガ家が間近で見た

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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