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「結局、スケボーって何から始めればいいの?」問題 スケボー初心者に堀米雄斗(22歳)が教えたい5人の“神スケーター”
text by
雨宮圭吾Keigo Amemiya
photograph byJMPA
posted2021/10/21 17:03
東京五輪スケボー(ストリート)、初代王者に輝いた堀米雄斗(22歳)。彼が愛する5人のスケーターとは?
堀米雄斗が愛するスケーター【2】エリック・コストン
堀米「『YEAH RIGHT!』と『eS』のパートをめっちゃ観てました。技の見せ方も、遊んでいる感じで滑っているときもかっこいいんです。大会もできて、ストリートも、遊んでいるときもかっこいい。神様みたいな存在です」
タイ生まれ、アメリカ育ちの46歳。90年代から第一線で活躍し続け、同じナイキの看板ライダーということもあってか、スケートボード界のマイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズと言われることも(実際にコストンが主役の同社CMにウッズが出演したこともあり、ジョーダンとはシューズでコラボしている)。
2007年にはスティーブ・ベラとともにオンライン・スケートメディア『The Berrics』を創設し、LAにある同名のインドアスケートパークで開催される『Battle at the Berrics』は、平面のフィールドで世界最高のテクニックがぶつかり合うスケーター必見の大会。かつてはガイ・マリアーノとアパレルブランド『Four Star』を展開し、近年もクラフトビールカンパニーを立ち上げるなど起業家精神にもあふれている。
堀米雄斗が愛するスケーター【3】ガイ・マリアーノ
堀米「何でもできる超レジェンドスケーター。『Mouse』や『Fully Flared』、『Pretty Sweet』はすごくよく観ていました。僕が今覚えたい技をもうその時にやっています。想像力がすごくて見せ方も抜群ですね」
1991年にリリースされたスケートビデオ史の記念碑的作品『Video Days』にマーク・ゴンザレスや俳優としても有名なジェイソン・リーらとともに当時14歳で出演して大きなインパクトを残した神童。一時はすさんだ生活で更生施設に入ったこともあったが、仲間たちの支えを得て見事に復活し、現在まで元気に滑り続けている。数多くのレッジトリックを生み出し、名作パートをいくつも残し続けるリビングレジェンドだ。