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クラファン、ふるさと納税にリモートハイタッチ! コロナ禍でもフェンシングは前へ!
 

text by

太田雄貴

太田雄貴Yuki Ota

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photograph byJapan Fencing Federation

posted2020/11/01 17:00

クラファン、ふるさと納税にリモートハイタッチ! コロナ禍でもフェンシングは前へ!<Number Web> photograph by Japan Fencing Federation

全日本選手権のオープニングアクトではダンスを取り入れていた

佐賀県のふるさと納税のメニューに

 このように、今回はよい形を作ることができました。

 でも、コロナ禍における「財政」という問題にケリがついたわけではありません。むしろこれから訪れる「冬」をどう乗り越えるのかを、考えていかなくてはならない。従来のスポンサーシップに加えて、新たにどんな取り組みを考えることができるのか。

 もう1つ、新しい取り組みを紹介します。

 この10月から佐賀県と日本フェンシング協会は、新しいふるさと納税のメニュー「日本のフェンシングを佐賀から支えよう!」を創設しました。寄付金の使途として指定いただければ、事務手数料を除いた全額が佐賀県から協会に寄付されます。

 かねてより協会は佐賀県と連携協定を締結しています。さらに今年3月には、SAGAサンライズパークフェンシング場が全国唯一のJOC強化センターに認定されています。

 こうした関係性が、今回の連携へとつながりました。私たち協会としても、佐賀県を起点としたフェンシング振興に力を入れていこうと考えています。

 ひとつひとつの取り組みの積み重ねの先に、「春」が訪れることを願いながら、この年末も私は財政のことを考え、行動しつづけるはずです。

試合と試合以外のスポーツの価値の両立

 さらに、私自身もまだ結論を出すことができない、スポーツ界全体が抱える問題について。

 それは、この状況下で「選手たちに試合の場を用意しつづけること」と、「試合以外のスポーツの価値を見つけ、発信すること」の両立、という難題です。

 今回の全日本を予選から見ていて、当然ながら、アスリートたちには緊張感のある試合の場が必ず必要なのだ、ということを実感しました。

 実際、真剣勝負の試合が少ないため、わずか数試合でも足がつってしまうなど、コンディションの維持が難しくなっている選手も散見されました。

 やはりアスリートは、緊張感に溢れた試合ありき、の存在なのです。

【次ページ】 フェンシングの疑似試合の配信

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