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【J2前半戦が終了】1位は北九州、2位は徳島…よく見たら勢力図が「西高東低」になっている 

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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posted2020/09/26 08:00

【J2前半戦が終了】1位は北九州、2位は徳島…よく見たら勢力図が「西高東低」になっている<Number Web> photograph by J.LEAGUE

ギラヴァンツ北九州を牽引するディサロ燦シルヴァーノ。J2得点ランキングでも2位の10得点という活躍を見せている

4位 アビスパ福岡(11勝4分6敗)

 上位3チームを猛追するのも西日本のチームだ。アビスパ福岡である。17節から21節まで6連勝(延期となっていた9節分も含む)を飾り、勝点を37として4位まで浮上してきた。

 昨シーズンまで水戸を率いていた長谷部茂利監督は、ロースコアのゲームを勝ち切るチームを作り上げてきた。11勝のうち8勝までが、ウノゼロと呼ばれる1対0だ。得点22はリーグの平均以下だが、18失点は徳島に次ぐリーグ2位である。

 上島拓巳とドウグラス・グローリの両CBを中心としたディフェンスは、高さと強さを兼ね備える。終盤にCBを加えて4バックから5バックへ変更し、リードを守り切る戦術も固まってきた。

 後半戦のスタートはアウェイの長崎戦だ。勝てば勝点で並ぶ重要な一戦は、昇格争いに食い込んでいけるかどうかの試金石となる。

大宮、山形、千葉の苦戦

 5位以下には京都サンガ、ヴァンフォーレ甲府、ジュビロ磐田、アルビレックス新潟と続く。一方で、昨シーズン3位の大宮アルディージャが15位、同6位のモンテディオ山形が17位に低迷している。

 J2ではつねに上位をキープしてきた松本も20位と苦しむ。尹晶煥監督のもとで再生を期すジェフユナイテッド千葉も、黒星先行の14位だ。こうしたチームが上位に食い込めていないことも、“西高東低”の印象を強めている。

 今シーズンは3位から6位が出場する昇格プレーオフがなくなり、上位2チームのみが自動昇格するレギュレーションとなっている。勝点80前後と言われるJ1昇格ラインに辿り着き、歓喜に浸るのはどのチームか。

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