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本田圭佑のSOLTILO、アフリカで何を?
サッカー以外にプログラミングも!?
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph by(C)SOLTILO
posted2020/08/16 20:00
SOLTILOはケニア、ウガンダ、ルワンダの3カ国で無償のサッカー指導を行っている。
用具提供をしないと決めた。
ウガンダは内戦が続く周辺諸国から難民を多く受け入れており、恵まれない子供たちへのアプローチもセットにして考えようとした。
二村は青年海外協力隊時代にウガンダで活動したつながりもあったため、ウガンダ、ケニア、ルワンダの3カ国で無償のサッカースクールを開校することが決まった。
まずアフリカに派遣するコーチを決めなければならなかった。
青年海外協力隊には子供たちにサッカーを教える職種があり、帰国予定の隊員に片っ端からメールを送ったという。その一人に土屋がいるのだが、彼が加入するのは2年後の話。ここで接触した2人のコーチと契約を結び、12月にはアフリカに飛んだ。
最初に訪れたのがルワンダ。
用具提供をしないと決めたのは、このときがきっかけになった。
エリートアカデミーに入団する子も出てきた。
二村は言う。
「スパイクとか用具を提供するかしないかってまだ決めかねていました。みんなサンダルや裸足で集まってきて、そのまま子供たちは楽しそうにボールを蹴ってくれました。誰も“スパイクが欲しい”などと言わないし、ならば、提供しないやり方でやっていこうと」
用具よりも、サッカーができる環境づくり。
3カ国それぞれに練習拠点をつくり、週2回の指導、2カ月単位で巡回していく。それぞれ提携する現地のアカデミーで週3回、トレーニングできる環境を整えた。
1年間でのべ1000人の子供たちにタッチすることに成功。そのなかからエリートアカデミーに入団する子も出てきた。
「僕のイメージだと1000人に2、3人、アカデミーに入れる子がいればいいなと思ったんですが7人も勝ち取ってくれたんです。僕たちにとっても大きな励みになりました」