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本田圭佑のSOLTILO、アフリカで何を?
サッカー以外にプログラミングも!? 

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph by(C)SOLTILO

posted2020/08/16 20:00

本田圭佑のSOLTILO、アフリカで何を?サッカー以外にプログラミングも!?<Number Web> photograph by (C)SOLTILO

SOLTILOはケニア、ウガンダ、ルワンダの3カ国で無償のサッカー指導を行っている。

モンバサで実現したコンテナ船見学。

 その土屋も参加したのがケニアの港湾都市モンバサで実現したコンテナ船見学である。船舶関連の職業に対して関心を呼び込む狙いがあった。

 パートナー企業のみならず、土屋が青年海外協力隊の後に所属していたJICA(国際協力機構)などの協力もあった。

 土屋はこう振り返る。

「ドリームサッカーツアーに参加してくれている子供たちのなかで、サッカーがうまいへたにかかわらず、いつも一生懸命片づけをやってくれている子、話をよく聞いている子、そして学校の先生とも相談して7人の子供たちをモンバサに連れていきました。

 普段コンテナ船を見る機会なんてないし、ここに多くのケニアの人が働いていることも知ってくれました。子供たちなりにいろいろと感じたことはあったようです」

この活動を日本に逆輸入するプランも。

 次回は実際コンテナ船のなかに入って機械に触れたり、これも継続性のある活動を考えている。職業体験やサポートに力を入れることで、パートナー企業との関係性が太くなっていくという効果もあるようだ。

 パートナー企業の窓口を務める二村は日本とアフリカを往復しながら、現地で指導する土屋はアフリカ3カ国を巡回しながら。方向性がしっかりと定まった矢先に新型コロナウイルスの世界的な広がりによって活動はストップしてしまっているが、この活動を日本に逆輸入して養護施設などで行なうプランもあるという。

 どんどん暴れて。

 本田の言葉が二村の支えになっている。

【次ページ】 「54カ国か。そのプロジェクト、全部の国でやろうよ」

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