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久保竜彦の忘れられない左足一閃。
あのチェコ戦が今も心に残る理由。 

text by

戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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photograph byAFLO

posted2020/04/28 20:00

久保竜彦の忘れられない左足一閃。あのチェコ戦が今も心に残る理由。<Number Web> photograph by AFLO

久保竜彦は純粋に点を取ることに特化していた。ポリバレントとは程遠いが、それゆえにファンに夢を見させる選手だった。

ピッチ外では、恐ろしく控えめである。

「前半に点が取れなかったら、ハーフタイムに代えられてもしかたないと思ってます」と、久保は話していた。「点を取るぐらいしかできないですから、それ以外のことを求められてもできないので」と。

 ピッチ外では恐ろしく控え目である。チェコ戦後に記者に囲まれると、視線を足元に落としたまま「決まって良かったです」とだけ話してバスへ乗り込んだ。

 6月のインド戦で先制点を決めたあとは、「適当に合わせました」と振り返った。フォトジェニックなジャンピングボレーを「適当」と言うところがまた、久保らしかったと言うべきだろう。飾り気のないコメントはむしろ好感度を呼び、それがまたピッチ上での魅力を引き立たせた。

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